半年ぶり140円台回復、米指標発表等に注意(5/26夕)

26日の東京市場はドルが小安い。前日の流れを継ぎ、昨年11月以来の140円台で寄り付いたものの続かなかった。

半年ぶり140円台回復、米指標発表等に注意(5/26夕)

半年ぶり140円台回復、米指標発表等に注意

〇本日のドル円、140.05レベルで寄り付くも上値は重く、夕方には139.60台まで値を下げる
〇昨日は半年ぶりの140円台乗せ、リスクは引き続きドル高方向、さらなる上値トライにも一応要注意
〇本日発表される4月PCEデフレーターをはじめ、発表される米経済指標や要人発言に要注目
〇ドル円は5/11の133.75起点とすると2週間で6円を超える上昇、調整の動きにも注意
〇本日欧米時間のドル円予想レンジは139.10-140.50、ドル高・円安方向は140.23の攻防が注視される
〇ドル安・円高方向は、139.20レベルが弱いサポート

<< 東京市場の動き >>

26日の東京市場はドルが小安い。前日の流れを継ぎ、昨年11月以来の140円台で寄り付いたものの続かなかった。

ドル/円は140.05円レベルで寄り付いたものの上値は重い。半年ぶりの高値圏ということで実需筋の根強い売りに押される格好となった。おおむね「寄り付き高・大引け安」の様相で、緩やかな右肩下がり。夕方には139.60円台まで値を下げ、16時現在ではそのままドル安値圏で推移し、欧米市場を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは「米債務上限問題」と「国際テロ警戒」について。
前者は、米ホワイトハウスと野党・共和党担当者による協議は継続的に実施され、牛歩的な歩みはあるものの合意までは至っていない。なお、この先についても野党・共和党のマッカーシー下院議長からは「今週末も作業を継続する」との発言が聞かれていた。そうしたなか、昨日格付け会社フィッチが米格下げの可能性を示したこともあり、金融市場においては単なる資金不足・資金枯渇だけでなく、米国の信用力低下などへ波及的悪影響も取り沙汰されていたようだ。たとえば、米軍制服組のトップであるミリー統合参謀本部議長からは、「もし債務不履行に陥れば、経済的に大きな影響を受け、それが国家安全保障にも影響を及ぼすだろう」との発言が聞かれていた。

対して後者は、昨年日本で起こった衝撃的な「安倍元首相暗殺事件」に続き、今年に入ってからもやはり日本で「岸田首相襲撃事件」が発生したことは記憶に新しい。そうした環境下、開催されたG7広島サミットは無事に終了しホッとしたのも束の間、22日には米国でワシントンのホワイトハウス近くの防護柵にトラックが衝突した事件が起こり、当局が「大統領を脅迫した容疑で運転手を訴追した」と発表している。また、現段階では「テロの可能性は低い」とされるものの、昨日も英国においてスナク首相官邸のあるダウニング街の正門に車が衝突、運転手の男が危険運転の疑いで逮捕されたという。相次ぐ不穏な動きは果たして偶然なのか否か、そして今後も起こるのか注視している向きもある。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル高止まらず、ドル/円は連日の高値更新。昨日はついに半年ぶりの140円台乗せを記録している。本稿執筆時、東京夕方段階では139円台後半へと押し戻されているものの、リスクは引き続きドル高方向に高いと考えて間違いなさそうだ。何度か取り上げている昨年高値151.94円を起点とした大きな下げ幅のフィボナッチでは、半値戻しの139円半ばを超えており次のターゲットは61.8%戻しの142円半ば。もちろん、今日明日といった話ではないものの、ドルのさらなる上値トライにも一応要注意。
注目材料のひとつである米金融政策は、依然としてFRB関係者などからのタカ派発言が目に付く。引き続きドルの支援要因になっていることは間違いなく、本日もそうした発言とともに発表される米経済指標に注目だ。とくに、4月のPCEデフレーターを注視している向きは多い。一方、それとは別にXデーに向けて残り時間が少なくなってきた米債務上限問題の行方も気掛かり。本日だけでなく週末の動きにも要注意で、場合によっては来週初め荒れ模様で取引が始まる可能性もある。

テクニカルに見た場合、ドル/円はドル高止まらず、起点を11日の133.75円としても2週間で6円を超える上昇をたどっている計算だ。リスクはドル高で間違いないものの、短期的には行き過ぎの域にあるため、調整の動きにも一応注意しておきたい。
なお、前回140円台を付けた昨年11月の相場をみると、140円台はそれなりに揉み合った感があるものの、141円台そして142円台は滞在時間が極めて短い。141円台に乗せるまではやや苦戦しそうだが、乗せてしまうとドルは大幅高をたどる危険性もありそうだ。

本日は米経済指標として、4月のPCEデフレーターや5月のミシガン大学消費者信頼感指数確報などが発表される予定となっている。なお、本日のことではないが今週末28日に実施されるトルコ大統領選の決選投票の行方も要注意だ。週明けのトルコリラ相場は荒れ模様になる可能性もあるだろう。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは139.10-140.50円。ドル高・円安方向は昨日高値140.23円の攻防が注視されており、超えればさらなるドル高進行も。
対するドル安・円高方向は、139.20円レベルが弱いサポートで、しっかり割り込むようだと139円割れ。昨日安値138.83円が視界内に。

半年ぶり140円台回復、米指標発表等に注意

ドル円日足


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