ドル円140円前後でのもみ合い、利食い、週末要因等で反落リスクも
26日午前の東京市場でドル円は140円近辺での小動き。昨晩海外市場で米長期金利の上昇に伴いドル円が急伸し、一時140.23の高値をつけた流れを受け、140.05の高値圏で取引が始まった後、しばらくは140円を挟んで売買が交錯する動きとなりました。ただ、高値は140.11までと、昨晩の高値には届かず、仲値公表にかけて実需とみられる売りも出てややドル売り優勢に。一時139.77まで下押して、東京時間正午現在は139.84レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米株式が終盤にかけ回復基調を見せたことなどから前日終値付近で取引が始まった後、徐々に値を上げる展開となりました。昨日来好況の続く半導体銘柄や、円安を追い風とする機械、運輸銘柄等が買われ、一時ザラ場でのバブル崩壊後最高値を更新。300円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では米1QGDPの改定値の改善等米指標の好調により、6月再利上げの可能性が高まったとの見方が市場に広がり、米長期金利が上昇しドルが買われる動きとなりました。ドル円は、米国市場終盤にかけほぼ一方向で上昇。一時140.22の高値をつけそのまま140円台を維持して東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、140円の攻防であるとともに、3/24からの中期上昇チャネルの上限(139.95レベル)の攻防。この水準をクリアに上抜けると、昨年高値151.95からの下落の61.8%戻し142.50レベルまで上値余地が広がりそうです。一方で5月上旬から約2週間に亘って続くドル上げに、週末の利食いの動きや買い疲れからの売りも出やすくなってくる頃あいでもあり、今晩にかけての140円近辺の攻防は要注視です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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