円安、日経上昇シナリオ定着か(2016年10月26日)

米金利先高観測は維持

円安、日経上昇シナリオ定着か(2016年10月26日)

ドル円:10月26 日のファンダメンタル分析

東京市場では、JR九州の上場効果も手伝って株高がリードする形でドル円、クロス円とも円安気味に推移しました。NY市場に入りドル円は直近高値を上抜けると一時104.87レベルの高値をつけたものの、105円台ではドル売りオーダーが見えていること、また前日のイラクからの話などOPEC減産に対する不透明感が増し原油価格が下落、株価も下げに転じると日計り組のストップも巻き込みながらドル円は104.12レベルまで水準を切り下げ、安値圏でのクローズとなりました。いっぽうユーロドルは、底堅い推移を示していましたが、NY市場でドル円が一時的に買いが入った際にユーロドルでもドル買いの動きとなり、1.0851レベルをつけましたが、その後は元の水準へと戻し引き続き底堅い展開となっています。

ドル円:10月26 日のテクニカル分析

ドル円は、高値を更新するとすぐに下げる動きを繰り返していますが、フラットチャンネルから緩やかな上昇チャンネルといった値動きは継続していて、直近ではレンジの上限に相当する103円から104円台半ばを中心としたもみあいとなっています。目立った材料は無いものの、ここに来て原油の上値が重たい中11月末のOPEC総会に向けて先の減産合意が本当にまとまるのか不透明感も出てきています。株価も日本株は堅調なものの米国株は足踏み状態となっていて、今後の周辺市場の動き次第では、円高へと戻る可能性もあります。本日は、104.40レベルをレジスタンスに、103.80レベルをサポートとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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