ドル円、雇用統計受けてのドル買い終了、135円近辺で方向感に欠ける動き (8/9午前)

9日午前の東京市場でドル円はじり安推移。

ドル円、雇用統計受けてのドル買い終了、135円近辺で方向感に欠ける動き (8/9午前)

ドル円、雇用統計受けてのドル買い終了、135円近辺で方向感に欠ける動き 

9日午前の東京市場でドル円はじり安推移。朝方、134.94レベルで取引の始まったドル円は、序盤はもみ合い、一時135.03まで上値を伸ばすなど135円台を幾度か回復する場面もありましたがその後失速。一時134.67の安値をつけ、東京時間正午現在は134.86レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩米市場でNYダウは小幅高、S&P500とナスダック総合指数は小幅安となった流れで序盤は前日終値付近でもみ合いました。しかし、半導体製造大手東京エレクトロンが、前日、世界的経済成長の減速からの需要の鈍化予想を発表したことが材料視され、半導体銘柄主導で売り込まれ、239円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、新規材料難の中、中国が8/7までの予定の台湾周辺海域での軍事演習を8日も続けたことなどが材料視され、ドル円は米国時間にかけて値を下げ、一時134.37まで下落する場面がありました。しかし、売り一巡後は下げ渋り、135円台を回復、135円近辺でももみあいのままアジア時間につないでいます。先週末雇用統計の良好な結果を受けてのドルの急激な買戻しの動きは、昨日朝の135.57までの買いで一旦落ち着き、材料としての消化は終了した形です。

テクニカルにはドル円は、金曜雇用統計後の急反発で、一目均衡表の「雲」を脱出、本日は134.90レベルの基準線に絡んでの動きです。上下を21日移動平均線(135.90レベルを下降中)、一目均衡表の「雲」上限(133.95)に挟まれて、比較的落ち着きの良い位置で次の材料待ちの様相。

市場では、明日米国時間発表の米7月CPI、および翌日のPPIの結果に注目が集まっており、それまでは現レンジでのもみ合いが続きそうです。

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