ドル円一時129.40まで上昇、高値更新後に反落 (4/20午前)

20日午前の東京市場でドル円は上昇一服。

ドル円一時129.40まで上昇、高値更新後に反落 (4/20午前)

ドル円一時129.40まで上昇、高値更新後に反落

20日午前の東京市場でドル円は上昇一服。朝方128.91レベルで取引の始まったドル円は序盤に129.40の高値をつけ、その後は高値圏でもみ合いとなりました。しかし日銀の指値オペの有無を巡り為替市場にやや混乱があった模様で、いったん利食い売りが出たこと、2.97%台まで上昇していた米10年物国債利回りが低下に転じたこと等でドル円も反落。一時128.44まで下げて、東京時間正午現在は128.78レベルで取引されています。(12時台に下値を128.06まで拡大)

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が大幅に上げたことを受けて買いが先行、上げ幅は一時400円を超えました。しかしその後は利食い売りも出て上昇分を削り154円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、企業決算好調を受けて米株に買い戻しが入ったこと、シカゴ連銀のエバンス総裁が講演で「政策金利はおそらく中立金利を上回ることになるだろう」などと発言したことが材料視されドル円は米国時間終盤に128.97まで上昇し、そのまま高値圏で東京時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は昨日まで13営業日連続で陽線が並び、強いドル買い地合い。しかも昨日は1日で2円近く上昇するなどドル買い円売りが加速する状況となりました。しかしながら本日はここまで1円を超える、最近では大きめの調整が入っています。上昇基調に今のところ変化はないものの、ここまでの上昇が急だっただけに高値警戒感、利食い売りもでてきており、転換線や上昇トレンド下限のある126円台半ばまでは調整余地がありそうです。

本日午後以降はドル円の調整の深度と、終値ベースで128.91を上回り、日足のローソク足を14本目の陽線に切り返すことができるかに注目です。

ドル円一時129.40まで上昇、高値更新後に反落

ドル円日足

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