ドル円高値圏から反落、FRBの予想外のタカ派姿勢で株急落(1/6午前)

6日午前の東京市場でドル円は小幅反落。

ドル円高値圏から反落、FRBの予想外のタカ派姿勢で株急落(1/6午前)

ドル円高値圏から反落、FRBの予想外のタカ派姿勢で株急落

6日午前の東京市場でドル円は小幅反落。朝方、116.12レベルで取引が始まったドル円は、序盤は116円台前半でもみあいとなりました。しかし、昨晩海外市場の高値116.18までで頭を抑えられると、日経平均株価が大幅に下落していることや、米長期金利がやや低下していることなどを受けて反落。116円を割り込んで、一時115.82の安値をつけた後、東京時間正午現在は115.93レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米株が大きく下げた流れを受け、売りが先行。米株の中でもナスダック総合指数の下げ幅が一番大きかったことから、情報技術系関連株を中心に幅広く売られ、610円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場で、未明に公表された前回FOMCの議事要旨で、「金融緩和政策の拡大はもはや必要ない」と判断されたことが明らかになるなど予想以上にタカ派的内容で、利上げ開始後のバランスシート縮小もより早く、大規模に開始される見通しとされたことが明らかになりました。
これを受けて米主要株価指数は終盤にかけ急落、特に借り入れ比率が高く、金利動向に影響を受けやすいとされるハイテク関連株の下げがきつく、ナスダック総合指数は前日比3.34%もの下落となりました。一方で米長期金利は10年物国債利回りで、1.7%台まで上昇したこともあり、ドル円は売り買い交錯し、大きな変動とはならず、116.10近辺で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は引き続きドル買い地合いの強い形状を維持していますが、一昨日116.35の高値をつけてからはやや上値を切り下げて上昇一服感が出ています。直近のサポートは115.33の転換線、その下には上昇中の21日線が114.50近辺でサポートしています。

FRBの予想以上のタカ派姿勢からのショックで株式市場が急落したことにより、ドル円の上昇も小休止の状態ですが、ショック吸収後に再び好調な経済に目が行き株価が再上昇に転じれば、おのずとドル円も上げを再開しそうです。まずは、今晩海外市場にかけて株価の連鎖安を回避できるか要注目です。

ドル円高値圏から反落、FRBの予想外のタカ派姿勢で株急落

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