アメリカ11月貿易収支予想
本日22時半に米国11月貿易収支が発表されます。2020年4月以降、米経済拡大と共に貿易収支の赤字拡大傾向が続いていましたが、10月は小休止となりました。今回11月は再び赤字拡大予想になっています。下図を見ると、灰色のモノの収支も黄色の総合収支も昨年9月の過去最高までに並ぶ赤字予想となっています。昨年12月29日発表済のモノの11月貿易収支で輸入の大幅拡大(前月比113億ドル増の2524億ドル、輸出は33億ドル減の1547億ドルで、差引977億ドルの赤字)による赤字拡大になっています。
貿易赤字拡大はGDPにはマイナス要因ですが、消費中心に内需拡大を意味しますので、引き続き傾向を追いたいと思います。
今回予想:2022年1月6日9:00現在
@ 10月までの推移と今回予想値
(発表値は黄色の折れ線で、今回分は青の矢印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:モノとサービスの収支(通常発表分)青の棒グラフ:対中国、オレンジの棒グラフ:対日本
下図Aの月別の輸出入額推移を見ても、前回10月は赤字額縮小にも関わらず、輸入(オレンジ)・輸出(青)共にコロナウィルス前の高値を越えています。既発のモノ収支では輸出が前月比で減っていますが、11月もこの傾向が継続しているかを見ておきたいと思います。
A 月別輸出入額(2021年10月迄)
尚、今日は貿易収支発表後に下記指標が発表されます。
2022年1月6日9時現在予想
下図はユーロドルの週足チャートです。流れはユーロ安トレンドが継続しています。
2020年3月底値からのサポートA(=1.2220)は昨年8月に下抜き、その後は6月高値からの抵抗線B(=1.1460)とそこから平行に下したC(=1.1040)でユーロ安トレンドラインになっています。このレンジ間のD(=1.11800〜90)で過去何度か上下と繰り返している(現状では)サポートになっています。従い、当面はBとDの1.1180〜1.1460レンジ内での動きになり、Bまで戻れるのか(あるいは越えるか)、逆にDを切るかの動きになっています。尚、Bを越えた場合はユーロ安下で戻り高を試す流れになり、最大でE(=1.2120)までの上値余地が出てきます。
(1月6日11:30、1ユーロ=1.1314ドル)
オーダー/ポジション状況
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