ドル円続伸FOMC前のポジション巻き戻し進む (4/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は続伸。

ドル円続伸FOMC前のポジション巻き戻し進む (4/28午前)

ドル円続伸FOMC前のポジション巻き戻し進む

28日午前の東京市場でドル円は続伸。朝方108.70レベルで取引が始まったドル円は、序盤はほぼ一方向に上昇。10時半過ぎに108.95の高値をつけた後、やや戻し、東京時間正午現在は108.85レベルで取引されています。
日経平均は、コロナ感染拡大を嫌気して下げて始まりましたが、半導体、電子機器関連株を中心に業績回復期待からの買いが入りプラス圏に浮上、110円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では4月の米消費者信頼感指数が、前回、事前予想を大幅に上回る121.7を記録、アジア時間から反発基調にあったドル円は108.78まで急伸しました。

テクニカルにはドル円は一目均衡表の「雲」を上放れ、反発基調が一層鮮明化。109.12レベルを下降中の21日移動平均線を目指す動きとなっています。

前回3月中旬のFOMC時は米長期金利の上昇局面にあり、3月末にかけてそのまま上昇を続け、ドル円も110.97の高値に達しました。その後4月に入って米長期金利は低下に転じ、ドル円も3円超の予想外に大きな幅で揺り戻した一方、米株式市場はその間にもおおむね堅調推移を続けており、明日未明のFOMC公表前に、ここまでの金利、為替の調整の行き過ぎと考えられた部分に修正が入っている状況です。

4/21にはカナダ中銀がテーパリングの開始を示唆、最近の米指標も経済の好調を示すものが増えていることから、政策に変更無しがメインシナリオながら、今回のFOMCおよびパウエル議長記者会見に、何らかのテーパリングの兆候がにじむリスクに市場は身構えています。

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ドル円日足

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