ドル円108円を挟んで上下、一時下値を拡大 (4/21午前)

21日午前の東京市場でドル円は安値圏での乱高下。

ドル円108円を挟んで上下、一時下値を拡大 (4/21午前)

ドル円108円を挟んで上下、一時下値を拡大

21日午前の東京市場でドル円は安値圏での乱高下。朝方108.11レベルで取引が始まったドル円は9時台に一時107.88まで急落。前日安値を下回り、その後は108円を挟んで上下するやや値動きの荒い展開となっており、東京時間正午現在は107.93レベルで取引されています。
日経平均は海外株安を受け大幅続落、638円安で午前の取引を終了しています。コロナ感染の世界的拡大で、米国が渡航禁止国の拡大を発表、本邦でも3度目の緊急事態宣言発令が確実視されるなど、経済活動の一段の低下への懸念が広がっていることや、ドル円での円高が重石となりました。

昨晩海外市場では、一日の世界の新型コロナウイルス感染者が過去最多となったことや、一部地域でのワクチン接種の遅れから、景気先行き懸念が広がり、欧米株式市場はほぼ全面安の展開となりました。ドル円は新規材料難の中、米長期金利が反発したことで欧州時間に108円台半ばに戻す場面もありましたが、その後の欧米株下落にリスク回避の円買いが優勢となり108.10挟みの水準でアジア時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は本日午前の下落により4営業日連続で下値を切り下げる動きとなっており、1月上旬の年初来安値102.59からの上昇のフィボナッチ38.2%戻し107.77や一目均衡表の「雲」の上限107.74に接近中。「雲」の中に入ると上記フィボナッチ半値戻し106.78まではサポートらしいサポートもありません。

各金融市場は4月に入り米長期金利が低下に転じたことで、主要通貨に対するドル売りの流れでここまで来ましたが、今週に入り株式市場が調整色を強めてきたことでまた違う段階に入りつつあるようです。ドル円については、株価下落局面ではドル買い、円買い双方が強まって方向感を失いがちとなりやすく、今週は明日のECB理事会を除けば全般的に材料が少ない中で、主要市場の株価指数の調整の度合いがどの程度のものなのか要注視です。

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