今回の米大統領選挙の持つ歴史的な意味

本年2016年11月8日に、米大統領選挙が予定されています。

キーワード:

今回の米大統領選挙の持つ歴史的な意味

米大統領選特集「今回の米大統領選挙の持つ歴史的な意味 」

今年は米大統領選の年です。
これからおよそ3か月後の、11月8日には米大統領選挙が行われます。

米民主党代表は、ヒラリー・クリントン候補
米共和党代表は、ドナルド・トランプ候補
です。

この2人のいずれかが、次期第45代米大統領に選出される訳です。
これからその日まで何回かに分けて、色々な角度から今回の米大統領選挙を見てゆきたいと思います。

1回目の今回は、上記2人のいずれかを米国民が選ぶ訳で、その必然的な原因となっているだろう
第44代現オバマ大統領について、見てみたいと思います。

2009年から2017年までの2期8年を米大統領として米国をリードしました。
その間、
米実質GDPは、14,418ビリオンドル(2009年)から、16,656ビリオンドル(2016年)へ、
経済成長率は、マイナス2.78%(2009年)から、プラス1.58%(2016年)へ、
インフレ率は、マイナス0.13%(2009年)から、プラス1.19%(2016年)へ、
失業率は、  10.0%(2009年)から、4.9%(2016年)へ
Source:IMF-World Economic Outlook Databases


経済面の数字から見れば、極めて素晴らしい実績を残しています。
成長率はマイナスから、プラス成長へ導き
失業率は10%もあったものを、その半分以下の4.9%へまで下げ、ほぼ完全失業率までもってきました。

なのですが、思うのです。
2つの致命的な失敗をして、故に今回の大統領選挙が大きくぶれてしまったと判断します。

その1つ目は、
2009年1月に米大統領に就任したオバマ氏は、その年2009年10月にノーベル平和賞を受賞した事です。
平和外交を掲げるオバマ大統領にとっては、これ以上名誉な勲章はないのですが、
しかもこの受賞は、オバマ大統領が自分から手を挙げて、取りに行ったものでもない訳なのですが、
世界はそうは判断しません。
特に、米国を仮想敵国と見ている国々は
「米国は、オバマ大統領の間は、武力行使はしてこない。」
と、認識した訳です。
ですので、これを契機に、北朝鮮は軍拡を拡大し始め、イスラムのテロが拡散し、特に問題なのは中国の拡張政策が際立ってきてしましました。

その2つ目は、
2期目に入った2013年9月、「米国は、世界の警察官ではない」と演説した事です。
それまで米国は、2001年の9.11同時多発テロに始まり、その後のイラク戦争、アフガン侵攻と、西側自由主義国の旗じるしであったにもかかわらず、その旗を自ら降ろしてしまった。その意味は計り知れない程、大きかったと判断します。
この演説が行われたのは、丁度、シリア内線に米国が軍事介入をするしないで、結局平和外国のオバマ大統領が、米国は軍事介入はしないとし消極的な決断を下した際の物です。その途端、何が起きたかを、世界は忘れていません。
そうです、プーチン・ロシアが、大胆にもクリミア半島に攻め込み、あっという間にクリミア半島wpロシアに併合してしまった事。
中国は、南シナ海への進出祖積極化し、近隣諸国と海洋上の領海トラブルを激化させ、AIIBを勝手に設立し、旧ソ連の空母を購入して中国初の空母を作りこれをもって台湾の南側航路を公開させて大黄な軍事的圧力をかけてきています。

北朝鮮は、旧ロシア等の科学者や技術者を大量に受け入れ、核開発、ミサイル開発をどんどん推し進め、既に潜水艦から大陸間弾道弾ミサイルの発射に成功しています。これは北朝鮮が潜水艦という移動可の核ミサイルをいつでも米国に打てることを意味しています。

これらの世界的な危機、驚異の進行を、オバマ大統領は許してしまったのです。
以上、長くなってしまうので、今回はここまでにしておきますが、
この流れが、今回の大統領選挙に際して、米国民が最終的に決断する際のカギとなるであろう事を
確信しています。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る