米国第2四半期GDP速報値の予想
(今回発表予想)7月30日10時現在
本日米国第2四半期GDPが発表されます。例えばアトランタ連銀GDPナウ(7月29日現在で第2四半期GDPは▼32.1%)などで、従前より大きなマイナスが予想されているので、市場は今日の数値を実際にみてどの様に反応するのか注目されます。
因みに、6月9日時点のアトランタ連銀GDPナウは▼48.5%でしたので、米国の6月経済指標がかなり持ち直したことが解ります。従いまして、第3四半期には一段の改善にプラス方向と捉えるのか、GDP実数値でみて、回復しても限度ありと捉えるのか、最近のドルは弱い状態なので今日・明日のNY終値を注目したいと思います。
また第2四半期のコアPCEが年率でマイナスになる予想です。FRBのインフレ目標の参考値ですので、米金利への影響が出てくるのかも注目したいと思います。
下図はユーロドル円の月足チャートです。2008年7月高値1.6040から下したラインA(=1.1870付近)とそれに平行に下したラインB(=0.8190)で丸12年に亘るユーロ安トレンドを形成してきました。現在はそのラインAの上限間際まできています。明日31日に7月足ができますので、今月か来月に上抜けるのか、あるいはここが12年に及ぶ抵抗線として君臨するのか、今日のGDPを皮切りに8月に発表される7月分の米経済指標を見ながら、第3四半期のGDPを占うことになりそうです。
尚、抵抗線超えは確実を期すために1.19台乗せで終わるか、ザラ場で1.20タッチが欲しいところです。また上値が止められると、途中幾つか抵抗線がありますが、ラインC(=1.0720)方向へのユーロ高調整入りになりそうです。
(7月30日13:00、1ユーロ=1.1775米ドル、1ドル=105円03銭)
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