短期はNZ弱気の流れ(2016年5月第四週)

短期はNZ弱気の流れ。74円割れで越月した場合は一段の下落リスクに注意。

短期はNZ弱気の流れ(2016年5月第四週)

短期はNZ弱気の流れ。74円割れで越月した場合は一段の下落リスクに注意。

ニュージーランド経済は引き続き低インフレ下で足元の景気はしっかりとしていますが、景況感の良さとは裏腹に為替相場は対ドル、対円ともに下落基調にあります。現状は73〜74円台で安値圏での揉み合いが継続中ですが、そろそろ一方向へ抜け出してもおかしくないので、今後1〜2週間の値動きには特に注意する必要がありそうです。
チャートを見ると日足は5/6に72.55を付けて一旦底打ち、反転の流れに入りましたが反発力に欠ける展開となっています。短期トレンドは上値トライの可能性を残していますが、値動きの中で72.50割れを見た場合や、週足が73.50割れで越週した場合、或いは月足が74円割れで越月した場合も下値リスクがやや高くなります。日足は上値トライの可能性を残した状態、週足、月足は78円超えまで戻さない限り、下値リスクがより高い状態にあります。

一方直近の週足は陽線引けとなりましたが、上昇余力の強いものではなく、また、昨年4月に付けた92.41を起点として上値を切り下げる流れからも抜け出しておらず、この週足の上値抵抗は77円台にあります。今週は週初の下値トライには失敗しましたが74.60-80の上値抵抗も抜け切れておらず、週足は5手前の陰線(高値77.28)をしっかりと上抜けて来ないと下値リスクが軽減されません。週足の上値抵抗は76.50-60に、下値抵抗は73.50-60にあります。
31週、62週移動平均線は77.47と80.70にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

また、5月足の下値抵抗が74.00-10にありますが、74円割れの越月か、週足の終値ベースで73.50割れを見た場合は2009年2月に付けた大底44.25を起点とする長期サポートラインを下抜けて長期トレンドも“NZ弱気”に転換します。また、対ドルでも値動きの中で0.6700割れを見ており、NZの下値リスクがもう一段拡がる可能性が点灯中です。

             NZ/円【週足】

             NZ/円【週足】

(5/26現在31週移動平均線は77.47に、62週線も80.70にあり中期トレンドは“キウィ弱気”の流れにある)

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