ユーロは材料の乏しい展開(週報2016年5月第三週)

先週ユーロドルは

ユーロは材料の乏しい展開(週報2016年5月第三週)

ユーロ・ドル:5月9日からの先週

9日は、前週末の引けの1.1402からややギャップダウンの1.1396で始まり、先ずやや上戻ししし9日の高値の1.1420をつけました。その後、終日じりじりと下降を続け、9日安値の1.1374まで下落、その後はそのまま横ばいでやや下押しして1.1381で引けました。

10日は、前日引けの1.1382で始まり、9日と同様に、先ずやや上戻しし10日の高値の1.1410をつけました。その後、終日じりじりと下落を続け、10日安値の1.1358まで下落、その後はそのまま横ばいでやや下押しして1.1372で引けました。

11日は、前日引けの1.1371で始まり、今度は9日、10日とは反対に、先ずやや下押しして11日の安値の1.1367をつけました。その後、終日じりじりと上昇を続け、11日高値の1.1446まで上昇、その後はそのまま横ばいでやや下押しして1.1426で引けました。

12日は、前日引けの1.1425で始まり、先ずやや上戻しし12日の高値の1.1420をつけました。その後、じりじりと下降を続け、12日安値の1.1369まで下落、一転ユーロ買いになり1.1410まで上戻して、1.1380まで押しして、再度1.1400まで上戻し、その後はそのまま横ばいでやや下押しして1.1375で引けました。

13日は、前日引けの1.1375で始まり、東京時間はじりじりと上昇を続け、13日の高値1.1379まで上戻ししました。その後は欧州時間に入り、一連の経済指標が良く一転ユーロ売りになり13日安値の1.1282まで一気に下落するも、NY 時間に、高官発言でドルが売られ、1.1307まで上伸しました。そのまま横ばいで引けました。

ユーロ・ドル:5月16日からの今週


CME通貨先物ポジション状況 5月3日時点
     (5月10日)(5月3日)(4月26日)
円      59047   61521   66498
ユーロ  ▲21872   ▲23619  ▲39667

シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで5月3日付けのネットのユーロの売り持ち高は前週からさらに減少。
因みに、過去最高買い持ち高は、07年5/15 +119,538、  過去最高の売り持ち高は、10年2/9 -57,152

ユーロ自身に、足元での材料があまりない中、
ユーロドルの展望にも、はっきりとした方向感が見えません。

テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
5月 9日の 1.1374 〜 1.1420
5月10日の 1.1358 〜 1.1410
5月11日の 1.1367 〜 1.1446
5月12日の 1.1369 〜 1.1429
5月13日の 1.1282 〜 1.1379

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
転換線が    1.1487で 下降
基準線が    1.1416で 横ばい
遅行スパン  1.1314で 下降
実勢値     1.1307 13日引け
先行スパン1が 1.1213で 上昇
先行スパン2が 1.1124で 上昇

5月3日以降の流れの中で、
上値から、基準線と転換線が水準を下げて来ていて
下値は先行スパン1と2が、水準を上げてきています
実勢値はその間を
基準線と転換線の下を、これらの下げにげに沿うように
下げています

数日中に上昇っしてくる先行スパン1と2に突入する訳で
基本は、ドルの動きが足元の動きに大きく影響するのですが
ユーロドルの変化に注目です。

予想レンジは、1.250~1.1450 と見ます。


オーダー/ポジション状況

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