ニュージーランド 2019年第2・四半期失業率結果(19/8/6)

本日朝方、NZの第2四半期失業率が発表され、結果は予想を大きく上回る好数値になりました。

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ニュージーランド 2019年第2・四半期失業率結果(19/8/6)

ニュージーランド 2019年第2・四半期失業率結果

本日朝方、NZの第2四半期失業率が発表され、結果は予想を大きく上回る好数値になりました。失業率は1Q  4.2%⇒2Q 3.9%になり、これは2008年6月末期以来の最低水準まで改善しています。すなわちNZの失業率はリーマンショック時まで戻したことになります。下図チャートを見るとトレンドとしての改善傾向が続き、赤い線(2008年6月末期)まで戻ったことが解ります。就業者数は前月・前年比共に予想を大きく上回りました。

また、労働コスト指数の賃金率は、調整済で前年同期比+2.1%、調整前で+3.1%の伸びになり、特に後者は2011年3月末期以来の上昇率になっています。
労働参加率は70.4%となり、前期比と同じで、2018年4Qの70.9%よりは悪化しています。
全般的には好結果といえます。明日の金融政策でどの様に捉えるのか注目されます。

ニュージーランド 2019年第2・四半期失業率結果

NZの失業率

NZドル/米ドルは発表前1NZドル=0.6510〜15米ドル付近で推移していましたが、発表直後に0.6585〜90米ドルまで急騰して、現在は0.6550付近で推移しています。明日NZ中銀の金融政策が控えているので、失業率は好数値になりましたが上値追いが続きません。但し、0.6480米ドルのサポートは依然守り切っているので、NZドル安の中で戻り高をトライできる位置には踏み止まっています。現在の抵抗線0.6550〜60米ドルを越えて終われるかが、最初のポイントになっており、明日の政策結果次第になりそうです。

上値抵抗線は0.6600〜10、0.6660〜70米ドルにあり、後者を抜けて終われればNZドルは0.6480米ドルでトリプルボトムになります。下値サポートは0.6510、0.6470〜80米ドルで、後者抜けでトリプルボトム抜けになりますので、新たなNZドル安の底値模索相場になります。

(8月6日12:50、1NZドル=0.6550米ドル)

ニュージーランド 2019年第2・四半期失業率結果 2枚目の画像

NZ失業率推移(青:季節調整済数値、黄:トレンド)
出所:NZ統計局:赤い線は2008年6 月末期をベースにした横線

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