A$シカゴポジション(2016年5月3日現在)
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)
(2016年5月3日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり)
豪ドル/米ドル=100,000豪ドル
NZドル/米ドル=100,000NZドル
(コメント)
5月3日現在までの枚数をベースに、
豪ドルは先週7,000枚程度のポジションを減らしましたが、丁度シカゴポジションの締め日(火曜日)が、オーストラリア中銀の利下げ当日となり、先週水曜日以降の豪ドル下げを見るとポジションはかなり減ってきていると思われます。この先、ポジションを減らして行くのか、ファンダメンタルズを勘案して、これ以上の利下げは当面想定外とみて、金利差からの豪ドルロングを維持していくのかがポイントになります。
相場は0.7510〜10にあった今年1月からのサポートラインを下に切ったので、目先は豪ドル弱含みとなっています。現在は最初のサポートポイントである0.7360〜80に踏みとどまっています。仮にここを切ると0.7250方向の流れに入ります。更に続落するケースでは0.7100〜10、0.6980〜0.7010にサポートあります。
上値は先週までのサポートが抵抗線となり、0.7600〜10に位置しています。この手前0.7510〜20、0.7450〜60に抵抗線ありますが、0.7410にある抵抗線を越えなければ、先に上記水準の豪ドル安トライに繋がりそうです。長期では0.6810の他に0.6530〜50に2001年底値からの強いサポートラインがあります。(1豪ドル=0.7373米ドル、5月09日14時20分現在)
(ご参考)これまでの22回掲載分をチャートにしたものです。棒グラフはネットポジション(左目盛)、折れ線は締日の終値(右目盛)です。
オーダー/ポジション状況
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