ユーロドル欧州勢参入後に急反発、一次1.12台を回復(5/24夕)

24日の東京市場でユーロドルは横這い後急反発。

ユーロドル欧州勢参入後に急反発、一次1.12台を回復(5/24夕)

ユーロドル欧州勢参入後に急反発、一次1.12台を回復

24日の東京市場でユーロドルは横這い後急反発。日中は1.1175-85でほとんど動きがありませんでしたが、夕刻欧州勢参入時に急伸、一時1.1205の高値を付け東京時間17:30現在は1.1190レベルでの取引です。

昨日の海外市場では、夕刻発表のドイツのPMI等の指標悪化を材料に序盤はユーロが軟調に推移。NY時間に入るとユーロ売りが加速し、一気に1.1107の安値をつけ年初来安値を更新しました。しかし、直後に発表された米国の製造業PMIが予想外に悪化、米10年もの国債利回りが急低下して2年4ヶ月ぶりに2.30%を割り込むと、今度はドルが主要通貨に対して急落する動きとなり、ユーロドルも1.11台後半に急伸する値動きの荒い展開となりました。

昨晩の反発でユーロドルは短期下落トレンドを破り、一時21日移動平均線、転換線、基準線等のレジスタンスを上抜けましたが、本日夕刻は再び21日線に絡む動きとなっています。
ただ、材料的には欧州議会選挙、英国のEU離脱問題の難航等引き続きユーロ自身には悪材料も多く、リスクは引き続き下方向。

来週月曜は米、英等の市場がメモリアルデイ等の祝日で休場、3連休を控えて市場の流動性が低下する中で、EU懐疑派の台頭が懸念される欧州議会選挙が行われ、トランプ大統領が来日するなど週末から月曜日にかけて為替市場は波乱含みです。

尚、英国のメイ首相は下院での自身の離脱案可決がほぼ不可能となったことで、現在保守党1922年委員会のブレイディ代表と会談中、間もなく退陣の日程を発表する見込みです。これが合意なき離脱の可能性が高まるとみての欧州通貨売りになるのか、逆に既に十分織り込んでいる内容でもあり事態進展を好感しての欧州通貨買いになるのか、どちらかといえば後者の可能性が高そうですが注目されます。

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