シカゴポジション(CME)164
シカゴポジションは更新されましたが、過去の情報を時系列に流し始めており、これから頻度高めて、直近まで更新していくと思われます。従いまして、まだ昨年12月24日の数値ですので、今回はチャートだけ記載し、このチャートでの分析はなしとさせて頂きます。
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
(コメント)
(豪ドル/米ドル相場)
前回のシカゴポジション163回で、
「…今日時点の抵抗線だった0.7180米ドルを上抜いて推移しています。まだ騙しの範囲内にはいますが、短期的な豪ドル安トレンドを上抜けており、豪ドルの戻り高トライの流れに入っている様です。現状では0.7230〜50米ドルゾーンに抵抗線ありますが、越えて行くと0.7300〜10、0.7340米ドル付近までの上値余地が広がります。一方で下値は今日のNY終値で0.7160米ドルのサポートを下回って終わる様だと、上抜けはヒゲだけの騙しとなり、再度0.7090米ドルを下限サポートにしたトレンドライン内に潜りこみます。」
としましたが、先週のレンジは0.7140〜0.7295米ドルとなり、下限はサポートを少し割りましたがヒゲのみで、逆に上限は0.7250の抵抗線を越えたことで、最初の抵抗線だった0.7300〜10にあたり、現在は0.7230〜40付近まで戻されています。豪ドルはまだ売り場探しの中で上値目途を探る動きが続いています。先週の高値形成で短期的に新たに0.7110〜0.7310の豪ドル高トレンドラインが出来ており、昨年7月高値からの抵抗線が0.7360まで下がっているので、この下降ラインと上昇トレンドラインがぶつかる水準まで、上値トライできる形になっています。一方で、下限は0.7180、0.7150〜60にサポートあり、トレンドライン下限の0.7110まで繋がります。上値トライの状況の中、下押しされて0.7150未満で終わるか、ザラバで0.71を切ってしまうと、今回の豪ドル上げが終了となりそうです。明日の中銀の議事録内容にも反応しそうな感じで、これまで中銀は「次の金融政策の変更は利上げになりそう…」としていましたが、この文言なくなるか否かを注目しています。
(1豪ドル=0.7225米ドル、2月4日14時00分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。水色は抵抗線になっています。
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