ニュージーランドドル週報(2018年4月第3週)

4/19に発表された第一四半期の消費者物価指数は前期比で+0.5%と市場予想の+0.4%より高かったものの、

ニュージーランドドル週報(2018年4月第3週)

NZ/円、上値抵抗にぶつかった可能性に注意。中期トレンドはNZ弱気。

4/19に発表された第一四半期の消費者物価指数は前期比で+0.5%と市場予想の+0.4%より高かったものの、年率ベースでは+1.1%に留まりNZ中銀の目標とするインフレ達成には程遠い結果となりました。景気拡大基調に変わりありませんが、アメリカの長期金利が上昇傾向にあり、NZドルは対ドル、対円で上値の重い展開となっています。

チャートを見ると、日足は4/13に付けた79.61を直近高値として上値を切り下げており、日足の形状がやや悪化し始めていますが、3/23に付けた75.54を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドの変化は認められません。この日足の下値抵抗は77.30-40にあります。77円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクがやや高くなりますが、この場合でも76円割れで終えない限り、ニュートラルな状態を維持します。一方で上値も、79.27に200日移動平均線が位置しており、これを上抜け切れずに反落しており、戻り天井を確認した可能性にも注意が必要です。日足の上値抵抗は78.50-60と79.10-20に、下値抵抗は77.50-60、77.00-10にあります。21日移動平均線は77.68にあり、短期トレンドの変化は認められませんが、中期トレンドが弱いので下値リスクへの警戒も解けない状態です。

一方週足は、3週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持していますが、31週、62週移動平均線が78.71と79.15に位置しており、これらが上値を抑え込む可能性に注意が必要です。今週も、週初に79円台で寄り付いたものの、79.16の高値を付けて反落しており、上値の重い展開となっています。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は78.80-90と79.10-20、80.50-60に、下値抵抗は77.70-80と77.00-10にあります。77円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクがやや高くなりますが、76円割れで越週しない限り、下値余地もまだ拡がり難いと見ています。但し、中期トレンドが弱いことに変わりなく、月末終値が77.50割れで越月した場合は新たな下落リスクが点灯します。

NZ/円、上値抵抗にぶつかった可能性に注意。中期トレンドはNZ弱気。

NZ/円【週足】:(4/19現在31週移動平均線は78.71にありこれを上抜け切れていない状態に、62週線は79.15に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る