ニュージーランドドル週報(2018年4月第1週)

NZ経済も底堅さを維持しており、大きな不安材料は見当たりません。米中貿易摩擦の行方を睨みつつも金融市場は過度な警戒はしておらず、

ニュージーランドドル週報(2018年4月第1週)

NZ/円、短期は一旦底打ち、上値余地を探る動きへ。中期トレンドはNZ弱気。

NZ経済も底堅さを維持しており、大きな不安材料は見当たりません。米中貿易摩擦の行方を睨みつつも金融市場は過度な警戒はしておらず、ファンダメンタルズや金利動向へ目を向ける動きが強まり始めています。NZ相場もリスク回避的な売りが一巡しており、底堅い展開となっています。

チャートを見ると、日足は1/23に付けた81.57を直近高値として上値を切り下げる流れに変化が認められず、この日足の上値抵抗は78.30-40にあり、終値ベースで上抜け切れていない状態ですが、2/1に付けた81.07を戻り高値とする短期的なレジスタンスラインからは直近の日足(4/4)が実体ベースで上抜けており、短期トレンドに変化が生じ始めています。この日足の下値抵抗は77.10-20にあります。短期トレンドは78.50超えで終えることが出来れば、1/23の81.57を起点として上値を切り下げて来た流れにも変化が生じて上値余地がさらに拡がり易くなります。一方で、中期トレンドが弱いことには変わりなく、200日移動平均線も79.49に位置しており、80円台が壁となる可能性にも注意が必要でしょう。日足の上値抵抗は78.30-40、79.00±10銭に、下値抵抗は77.10-20、76.50-60にあります。短期トレンドは76.00割れで終えない限り、NZやや強気の流れに入っています。

一方直近の週足は、陽線で続落を食い止めていますが、上値を切り下げる流れからは上抜け切れずに越週しています。しかし、今週は上値トライの動きが先行しており、値動きの中では上値を切り下げる流れから上抜けた位置で推移しており、この週足の抵抗は77.30-40にあります。これをしっかり上抜けて越週した場合は来週以降、一段の上昇の可能性が高くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は前述の77.30-40と78.40-50に、下値抵抗は76.90-00、76.00±10銭にあります。31週、62週移動平均線は78.79と79.26に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。一方で、76.00近辺には中・長期的な下値抵抗があり、これには跳ね返された可能性が高く、76円割れで越週しない限り、下値余地も限られる展開が予想されます。

NZ/円、短期は一旦底打ち、上値余地を探る動きへ。中期トレンドはNZ弱気。

NZ/円【週足】:(4/4現在31週移動平均線は78.79、62週線は79.26に位置しており、両者を下抜けて中期トレンドはNZ弱気の流れにある。)

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