N$シカゴポジション(2018/3/20現在)
主要通貨ポジション(単位:枚)(2018年3月20日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
NZドルのシカゴポジションはドラスティックな動きになりました。ネットロングが19,600枚になり、前回2,800枚のネットショートを大きくひっくり返しました。しかも内訳はロング3,600枚の減少、ショート26,000枚の減少で、総枚数を22,400枚減少させています。すなわちNZドルの押し目の局面で持っていたショートポジションを利益確定させ、コスト悪いロングをそのまま維持する作戦になっています。下図(2)みると、終値ベースでは青のサポートラインを切りNZドル下値リスクが高いですが、現在は20日終値0.7183米ドルから反発しています。
そのNZドル/米ドルは前回、NZドルが弱いながらも0.7180〜0.7440米ドルの横流れになっているとレポートしましたが、先週は実態部分でこの0.7180米ドルを守り切っています。シカゴ締日の翌21日に下ヒゲで0.7153米ドルまで下落したものの、その後は100ピップス近く反発しています。まだこの大きなレンジは有効で、0.7150米ドル以下で終わればNZドルは一段安トライになります。逆に上値は0.7310〜20米ドルに抵抗線あり、ここを越えて終わればレンジ上限の0.7440米ドル方向の動きに入れます。この状況になれば今回のショートだけ利確したポジション取りが正解になります。果たしてシカゴがどの様なポジション取るか注目されます。尚、0.7150米ドル以下となると、直近底値からのサポートが0.7020〜30米ドルにあります。(1NZドル=0.7272米ドル、3月26日14時30分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。緑は抵抗線になっています。
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