ニュージーランドドル週報(2017年10月第四週)

ニュージーランドの景況感に大きな不安材料はありませんが、先進国の景況感が一段と好転して、米ドル金利も上昇傾向にあること

ニュージーランドドル週報(2017年10月第四週)

NZ/円、81円の壁にぶつかる。78円割れの越週で一段の下落リスクが点灯。

ニュージーランドの景況感に大きな不安材料はありませんが、先進国の景況感が一段と好転して、米ドル金利も上昇傾向にあること、一方国内では、10/19に移民対策へ強硬姿勢を示す労働党がNZファースト党との連立に合意したことから、政局不安が生じており、今後の政策運営に不透明感が生じており、為替相場は対ドル、対円ともに上値を切り下げる流れに変化が認められません。

チャートを見ると、日足は10/19の大陰線が重要な上値抵抗ポイントであった81.00の壁を越えられずに反落に転じており、10/10の79.27を直近安値として下値を切り上げて来た流れに変化を生じさせています。また、この陰線が収束中の21日、120日、200日線を下抜けており、新たな下落トレンド入りとなった可能性を示しており、一段の下落リスクに注意が必要です。現状は78.00-10に強い下値抵抗がありますが、これを割り込んで越週した場合は、76円方向への一段の下落リスクに注意が必要となります。日足の上値抵抗は79.20-30に、下値抵抗は78.00-10、76.90-00にあります。

一方直近の週足は陰線引けとなり、7/27に付けた83.91を起点として上値を切り下げる流れにあります。また2016年6月に付けた69.33を起点として下値を切り上げて来たサポートラインからも下抜け始めており、新たな下落リスクに繋がる可能性が生じています。この週足の上値抵抗ポイントは79.50-60にあり、これを上抜けて越週しない限り、下値リスクは軽減されません。また、78円割れで越週下場合は76.00以下にある中・長期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。31週、62週移動平均線は79.65と79.02に位置してり、収束中のこれらを下抜け始めており、中期トレンドが変化する可能性に注意が必要です。短期は弱気、中期も80円台を回復して越週しない限り、下値リスクにより警戒が必要な状態です。月足も形状が悪化しており、78円割れで越月した場合は一段の下落に繋がり易くなります。今週の週足の上値抵抗は79.00-10と79.50-60に、下値抵抗は78.00-10、76.00-10にあります。

NZ/円、81円の壁にぶつかる。78円割れの越週で一段の下落リスクが点灯。

NZ/円【週足】:(10/25現在31週移動平均線は79.65に、62週線は79.02に位置しており、両者下抜け始めており、下値リスクが点灯中。)

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