オーストラリアの6月貿易収支結果
(今回発表)8月3日公表分(出所:豪州統計局)
6月の豪州貿易収支が発表されましたが、エコノミスト予想の平均を大幅に下回り、レンジの下限も割りました。4月(▼1.66豪ドルの下方修正)と5月(同▼4.46億)も下方修正となり、これを勘案すると僅か+2.44億豪ドルの黒字幅になります。まさしく季節要因となる数値となりました。尚、統計局の6月単月数値では過去最大の黒字となっています。また移動平均線(下図)が下がっているので、第2四半期GDPにはマイナス要因となります。
内容としては、5月と比べて6月は、
輸出が 5月322.18豪ドル、 6月317.78億豪ドル、
輸入が 5月301.93豪ドル、 6月309.23億豪ドル、
差引 +20.24豪ドル +8.56億豪ドル
となり、輸出は縮小、輸入拡大で、内需にとっては良い結果となっています。
個別内容として、6月に大きく伸びたものは、輸出は金が+4.06億豪ドル、大きく減ったものは農業・食肉関連で▼7.4億豪ドルになっています。
一方で、輸入は資本財+7.33億豪ドル、中間財▼4.06億豪ドルとなっています。
貿易収支(緑は収支ゼロ)
相場は朝方0.7960〜65米ドル付近で推移していましたが、発表前に0.7930米ドル付近まで下落し、発表後には0.7915まで続落しています。
予想下回る指標で、目先は0.80米ドル台の回復が遠のき、現状では0.7850〜60米ドルサポートを試す流れにいます。
週初に、当面の豪ドルは大きなレンジとして0.7720〜0.8160米ドルとしましたが、現状では上記サポートを切ると、大きなレンジ下限までの下値余地ができます。これを払拭するには0.80台乗せが必要になります。
明日、6月豪州小売売上高が発表されますが、現状では悪い数値に反応しそうなので、予想下回る場合はもう一段豪ドル高からの調整となりそうです。(8月3日13:30、1豪ドル=0.7932米ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。