フランス大統領選始まる(2017年4月23日)

フランスとEUの将来を占ううえで重要なフランスの大統領選挙が始まり、投票が行われています。

フランス大統領選始まる(2017年4月23日)

フランス大統領選始まる

フランスとEUの将来を占ううえで重要なフランスの大統領選挙が始まり、投票が行われています。正午現在の投票率は28.29%、ほぼ前回の大統領選と同様と内務大臣が発表しています。

週末の海外市場では、月曜のフランス大統領選を控え警戒感が強まる中で、米国株、フランス株価指数等はやや下げて終わっています。NYダウの終値は前日比30.95ドル安の20,547.76ドル、ドル円は109円台前半中心の方向感のない動き、一方ユーロは一時警戒感から1.07を割り込む動きとなりましたが終盤は持ち直し、1.0728で終了。

週末にかけワシントンで開かれたG20財務相中央銀行総裁会議は日本時間22日未明閉会、3月開催の直後のため共同声明は採択せず、議長国ドイツのジョイブレ財務相が会見で保護主義は世界経済に打撃を与える、参加国間で自由貿易が重要との認識で一致したと述べました。
一方でIMF国際通貨基金の運営方針を決める国際通貨金融委員会が開催され共同声明を発表しましたが、声明に従来あった「反保護主義」の記述が落ちています。

フランス大統領選は現地時間の午後8時(日本時間深夜3時)に大都市で、それ以外では午後7時に投票が締め切られ開票作業に移ります。極右のルペン国民戦線党首と左派連合のメランション氏が決選投票に進む場合や、先日のパリのテロの影響でルペン氏の得票率が予想外に伸びた場合などがリスクシナリオ、メインシナリオは中道マクロン候補とルペン氏が決選投票に進みマクロン氏勝利。日本時間午前中には結果判明の見込み。得票に一定の差がつくようであれば、投票締め切り後間もなく発表予定の出口調査で大勢が判明する可能性があります。

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