原油安米株安受け日本株ドル弱い(2016年9月26日)

週明けの東京市場は前週末に米国株式市場が高値警戒感と原油先物の急落で反落した流れを受け、株安ドル弱含みの取引となりました。

原油安米株安受け日本株ドル弱い(2016年9月26日)

原油安米株安受け日本株ドル弱い

OPECでの生産調整と米大統領選テレビ討論会に注目

週明けの東京市場は前週末に米国株式市場が高値警戒感と原油先物の急落で反落した流れを受け、株安ドル弱含みの取引となりました。
日経平均株価の終値は209円安の16,544円、ドル円は日中は100円台後半で方向感のない取引となりましたが、夕刻海外市場に入ってからはややドル売り優勢となっています。
26-28日にアルジェで開催されるOPECのエネルギーフォーラムでの生産調整が困難との見通しが優勢となっており、原油価格に影響が出ています。
また、今晩は米大統領候補者による第一回テレビ討論会が米国時間夜(日本時間27日10時 訂正×日本時間の深夜)に予定されており、意外に追い上げているトランプ候補の追随如何によっては為替レートに大きな影響が出る可能性があります。その場合当然方向としてはリスクオフの円買いドル売りとなることでしょう。

日銀新政策の長期金利コントロールに早くも疑問符?

日銀の黒田総裁は午後記者会見を行い、先週の決定会合以降の政策変更についての質問に答えましたが、10年物の国債利回りのゼロ程度に操作することについて「短期は完全にコントロールできる世界だが、長期金利は操作目標であり完全にぴったりコントロールできるわけではない」と説明、10年物の国債利回りが低下している点を指摘されると「これ自体が長期金利のコントローラビリティに疑いが出ているということではない」としました。
しかし、明らかにコントロールの難しさが早くも露呈しかつそれを認めているとも取れる内容で、株安、円高傾向に振れた要因の一つとなっています。

今晩は他にECB総裁議会証言、米国新築住宅販売件数、ダラス連銀製造業活動指数、ダルーロFRB理事およびダラス連銀総裁講演、等盛りだくさんです。
序盤の欧州株価指数先物は全面安となっています。

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