日本株大幅続伸ドル円小動き(2016年8月8日)

週明けの東京市場では、前週末の米国雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上ぶれたことから、

日本株大幅続伸ドル円小動き(2016年8月8日)

日本株大幅続伸ドル円小動き

週明けの東京市場では、前週末の米国雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上ぶれたことから、米景気先行きに対する悲観的な見方が後退、米株式が堅調に推移した流れを受けて東京市場でも株価が大幅に上昇しました。日経平均株価は前週末比396円高の16,650円で終了。一方ドル円は前週末の海外市場のレベルとおおよそ不変の102円ばさみの小動きに終始、雇用統計の反応は株式市場為替市場でかなり異なるものとなりました。

為替市場に関しては、最近の他の米経済指標に不冴えなものが多く、また雇用統計が最近大きく上下にブレていることもあり、雇用統計だけでは利上げには直結しないとの見方が広がっていること、市場参加者が休暇シーズンを迎えて動意薄であることなどからドル買いは限定的なものとなっています。

日本銀行は今朝がた本日7月28日29日の政策決定会合の「主な意見」を公表、今回大幅に増額されたETFの買い入れについては、「金額的に過大」「市場の価格形成をゆがめる」「出口を困難にする」「日銀の財務の健全性を損ねる」「政策の限界をより明確に意識させる」「際限無い催促相場に陥る怖れがある」等さまざまな反対意見があったことが明らかになりました。政策の限界については、内部的にも懸念する声と、金融政策、金融緩和の限界自体を否定するべきだとの意見が争われている様子がうかがわれ、市場の「政策限界論」にも一石を投じそうです。ただし、市場への直接的な反応はありませんでした。

今晩海外ではあまり重要な経済指標等の発表は予定されていません。市場は材料難と参加者の減少で取引の薄い状況が続き方向感のないままですが、取引が薄いだけに、何らかの要因で値幅が飛ぶ可能性もあり注意が必要です。

序盤の欧州株価指数先物は概ね堅調に推移。

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