株、為替方向感無く(2016年7月25日)

週明けの東京市場では週央のFOMC、週末の日銀政策決定会合などの重要イベントを控え様子見気分の強い方向感の無い動きに終始しました。

株、為替方向感無く(2016年7月25日)

任天堂ストップ安、株、為替方向感無く

任天堂ストップ安なるも日経平均横ばい

週明けの東京市場では週央のFOMC、週末の日銀政策決定会合などの重要イベントを控え株、為替ともに様子見気分の強い方向感の無い動きに終始しました。
株式市場では前週急騰した任天堂株が自社のIRで自ら「業績への影響は限定的」と発表したことが嫌気されて急落、5,000円のストップ安のまま終了しています。
任天堂関連銘柄も軒並み下落しましたが、前週末米株式市場が堅調だったこともあり、日本株全体の雰囲気を悪化させるところまでは行かず、日経平均はほぼ横ばいの6円安、16,620円で終了しています。

6月貿易収支二ヶ月ぶり黒字転、ドル円は雲の下限近くで推移

一方ドル円は106円台での動きに終始。
今朝方発表された6月の日本の貿易収支は6,928億円の黒字、事前予想の4,744億円を上回りました。輸出入ともに金額ベースでそれぞれ前月比7.4%、18.8%減少、自動車、鉄鋼の輸出金額の減少を原油、液化天然ガスなどの石油関連製品の輸入の減少が上回り黒字となった形ですが、為替相場はほとんど反応せず。

ドル円はチャート上では一目均衡表の「雲」の下限に達しつつありますが、このタイミングで突き抜ける力は感じられず、今週はこのまま、日銀の追加緩和期待を織り込んだ現為替水準のイベント前のポジション調整に終始する動きとなりそうです。日銀政策決定会合終了時に大きな失望や、材料で尽くしでの円買いドル売りが無ければ、週末29日に104.08-105.46水準に降りてくる雲をついに上抜ける可能性も出てくるかもしれません。

序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調に推移、今晩は海外時間に目立った経済指標等の発表は予定されていません。

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