ユーロドル1.18台前半で小動き
10日の東京市場ユーロドルは横ばい推移。日中は1.1807-38レンジで方向感なく推移しました。
連日株価の上昇に伴い上値を切り上げてきたユーロドルですが、昨晩ファイザーのコロナウイルスワクチン完成期待が高まったことで、海外時間に株価上昇とともに米国債が売られ、米長期金利が上昇。ドルは主要通貨に対して買い戻され、ユーロドルは高値1.1920から1.18割れの水準まで下げて東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩の下落後も一目均衡表の「雲」の上での推移、少なくともユーロ売り地合いに戻ったとは言えない状況です。
昨晩の株価上昇もNY序盤までで、以後はどちらかといえば上げ幅を削る動きとなっています。アジア株の伸びも今一つ、上海株価指数はマイナス圏で終了しており、日中の動きを見ている限りは、リスクセンチメントの改善よりは高値警戒感が勝っている雰囲気です。
押し目を買って再び高値を追う動きとなるのか、あるいは、一旦材料出尽くしで調整が入るのか、為替市場の動向を見極めるうえでも、本日の欧米市場の株価動向には要注意です。
序盤の欧州主要株価指数先物は軟調推移。今晩この後は19:00に11月独ZEW景気期待指数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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