豪州政策金利予想
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(11月6日13時00分現在)
現行1.5%→1.5%で据え置き予想 エコノミストのレンジなし(全員1.50%)
明日(7日)豪州中銀の政策金利が発表されます。今回もエコノミスト全員がレンジ幅ない1.50%の据え置き予想となっています。昨年7月(1.75%→1.50%)に利下げ実施以降16ヶ月連続の現状維持になります。
主な理由として、第3四半期インフレが1.8%となり、中銀目標の2〜3%レンジ以下であったことや上半期が+1.8%に留まったことを挙げています。但し、中銀予想では年後半から経済回復基調を見ており、実際に下半期は雇用中心に景気回復傾向を示しています。
また、これまで同様に中銀は住宅市場の低迷や家計債務の多さを指摘しているので、この点の先行き動向に目途がでないと金融政策は動けないとエコノミストは判断しています。
また、先々の予想に関し、2018年2月に1.25%〜1.75%にレンジは拡大予想ですが、平均は1.5%のままとなっています。エコノミスト平均値が変わるのは、来年の第4四半期に平均1.5%→1.75%となっています。まだまだ現行の1.5%の据え置きを予想しています。
従いまして、今回のポイントも議事録要旨になります。
@ 経済見通しの変更あるか
A 最近の豪ドル安をどの様に受け止めているか…今までは豪ドル高に懸念を示すコメントを出していましたが、通貨安はインフレ懸念に繋がりますので、現状黙認か懸念示すかニュアンスを知りたいところです。
因みに、前回(10月)要旨の為替記述に関しては下記の通りになっています。
「豪ドルは年央以来、通貨高となっている。これは米ドル安を反映したものだ。豪ドル高は経済価格を下げる圧力を加える。今後の通貨高は経済活動のゆっくりとした結果や現状予想されているより低いインフレを反映した結果になるだろう。」と公表しています。
現状の豪ドル安を歓迎する内容なのか、行き過ぎた豪ドル安はインフレを引き起こすまで言及するか注目されます。
尚、次回金融政策発表は12月5日(火曜日)に予定されています。
政策金利推移(10月末まで)
オーダー/ポジション状況
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