豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)予想
(2017年10月3日火曜日東京時間12時30分頃公表予定)
(注)豪州は10月1日に夏時間移行により、従来の時間から1時間早くなりました。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(10月2日15時現在)
現行1.5%→1.5%で据え置き予想 エコノミストのレンジなし(全員1.50%)
明日(3日)に豪州中銀の政策金利が発表されます。今回もエコノミスト全員が1.50%の据え置き予想となっています。昨年7月(1.75%→1.50%)の利下げ以降15ヶ月連続の現状維持になります。
主な理由として、第2四半期インフレが1.9%で中銀目標の2〜3%レンジ以下であったことや、住宅関連の低迷(家計債務の増大)を指摘しています。その一方で、貿易以外のインフレは2.7%になったことで、この数値は目標内に入ったことや、中銀自身が今後の成長拡大を予想していること等を挙げています。強弱相半ばする経済指標に、金利には手を付けないとの予想です。
また、先々の予想に関して、エコノミストは2017年中はこのまま1.5%の据え置きを予想しています。来年1Qのレンジが1.25%〜1.75%、2Q以降のレンジは1.0%〜2.0%に拡大しているものの、両サイドに広がっただけで、平均は1.5%予想ですので、来年央までは金利が動かない見通しになっています。
さて、今回のポイントも議事録要旨になります。
@ 経済見通しの変更あるか
A 最近の豪ドル高をどの様に受け止めているか…過去の表現と差異があるか
に絞られると思います。
因みに、前回(9月)要旨の為替記述に関しては下記の通りになっています。
「豪ドルはここ数か月で高くなった。とりわけ対米ドルについてである。強い為替レートは経済の価格を下げる圧力を与える。そして生産物や雇用にも影響を与える。通貨高は経済活動の上昇を遅くし、インフレも現状見通しよりは下げてしまう」と公表しています。
ここ数週間は米ドル高豪ドル安となっているので、この表現は幾分和らぐかもしれません。
尚、次回金融政策発表は11月7日(火曜日)に予定されています。
政策金利推移(9月末まで)
オーダー/ポジション状況
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