日銀金融政策を維持、景気認識は上方修正(
日本銀行は昨日から開催されていた政策決定会合で現状の金融政策を維持することを決定しました。やや注目されていた長期国債の買い入れ額についても従来の年間80兆円の増加めどとの方針を踏襲しています。
同時に発表された「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)では、わが国の景気について従来の「緩やかな回復基調を続けている」との表現を「緩やかな拡大に転じつつある」に上方修正しました。また、輸出と鉱工業生産については「持ち直している」との表現が「増加基調にある」に変更されています。一方住宅投資については「持ち直しを続けている」との表現が「横ばい圏内の動き」に下方修正されています。
また、2017年度の消費者物価見通しについては従来の1.5%から1.4%に引き下げられました。
景気認識の変更はややサプライズではありましたがほぼ事前予想通りの無いようにドル円、日本株は反応薄、このあと行われる黒田総裁の記者会見待ちです。
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