ユーロドル、米長期金利上昇に1.06台を軟調推移
2日の東京市場でユーロドルはほぼ一方向で下落。朝方1.0666レベルで取引が始まったユーロドルは、時間外の米長期金利の上昇に徐々に値を下げる展開となり、昼過ぎには1.0650を割り込みました。その後も一本調子で値を下げたユーロドルは欧州勢参入後も下落を続け、一時1.0619の安値をつけ東京時間19:00現在は1.0621レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、独2月CPIが市場予想を上回ったこと等から欧州圏の長期債利回りが上昇、米国時間にかけユーロドルは一時1.0692まで上昇しました。しかしその後は米長期金利の上昇が重石となって伸び悩み、1.0668レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、引き続き21日移動平均線と90日移動平均線に挟まれて一目均衡表の「雲」の中での推移が続いており、明確な方向性に欠ける動きです。
序盤の欧州主要株価指数は、欧州債利回り上昇にほぼ全面安。今晩この後は、21:30 2月分のECB理事会議事要旨公表、22:30米4Q非農業部門労働生産性、および米新規失業保険申請数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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