3. ニュージーランドドル週報(2021年7月第5週)

ニュージーランドドル週報(2021年7月第5週)

NZドルは対ドル、対円で下げ渋る展開となっています。

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ニュージーランドドル週報(2021年7月第5週)

NZ/円、上値余地が限られる展開。76円割れの越週で新たな下落リスクが点灯。

今週はNZ独自の注目材料がない中で、パウエル米FRB議長のハト派的な発言や、米第2四半期のGDPが予想比弱い結果になったことを受けて、ドル売りが優勢となり、NZドルは対ドル、対円で下げ渋る展開となっています。

チャートを見ると、日足は7/20に付けた75.27を直近安値として反転、上昇に転じていますが、5/27に付けた80.18を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、短期トレンドは“NZ弱気”の流れに変わりありません。この日足の上値抵抗は78.00-10にあり、これを終値ベースで上抜けて終えない限り、短期トレンドは変化しません。日足の上値抵抗は77.00-10，77.50-60，78.00-10に、下値抵抗は、76.30-40，75.80-90，75.30-40にあります。21日、120日移動平均線は76.99と77.78に位置しており、これらを上抜け切れておらず、下値リスクが高い状態ですが、200日線は75.97にあり、短期的な下値抵抗として働いています。

一方直近の週足は、寄せ線に近い形の足で終え、週初の寄り付き水準に戻して引けています。下値トライに失敗した形となりましたが、今週は上値を追い切れずに再び下値余地を探る動きが先行しています。現状は76.00-10の週足の下値抵抗を守っており、これを支えとして反発に転ずる可能性を残していますが、76円割れで越週した場合は74円方向への一段の下落リスクが生じます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は77.20-30，78.00-10に、下値抵抗は76.00-10，74.00-10にあります。31週移動平均線は77.16にあり、これを若干下抜けた位置で推移しており、下値リスクがより高い状態ですが、62週線は73.87に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。但し、76円割れで越週した場合は74円方向への新たな下落リスクが点灯します。

NZ/円、上値余地が限られる展開。76円割れの越週で新たな下落リスクが点灯。

7/29現在、31週移動平均線は77.16にあり若干下抜けており、下値リスクが点灯中だが、62週線は73.87にあり、中期トレンドをサポートしている。

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