英国株へのシフト 11月20日アップデート

面白いと思ったのが米国株を売って英国株を買うというポートフォリオのシフトです。

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英国株へのシフト 11月20日アップデート

英国株へのシフト

昨日は今週月曜のシティグループのレポートで来年のドル下落について書かれていたことから実際にドルインデックスの現状をテクニカルな観点から見てみました。

同レポートではドル安だけでなく、米国債が下落し長期金利が1.25%に向かうであろうことや、米国株から英国株へのポートフォリオのシフトということも書かれていて、総括すると米国売り、いわゆるトリプル安の可能性を指摘しているものとなっています。

ここで面白いと思ったのが米国株を売って英国株を買うというポートフォリオのシフトです。たしかに英国株はブレグジットの不透明感もあって上値が重たい動きが続いてきたいっぽうで、今年の米国株は主要3指数が全て史上最高値を更新するといった状態で明らかに動きに違いがあります。

今回はNYダウとFT100の月足を見て両株価指数がどのような動きをしてきたのかを見てみます。

英国株へのシフト

上段がNYダウ、中段がFT100、下段がNYダウ÷FT100の比率です。指数の上下はあるもののこの20年間、一貫してNYダウの上昇率が大きいことからNYダウとFT100の比率も一貫して上昇し、このチャートでは2001年の1.78から直近では4.76とかなり大きな開きとなっています。

FT100の上昇のきっかけがあるとすればブレグジット後の通商協議がまとまり英国にとって良い方向で事が運ぶということくらいしか考えられませんが、どちらかというとNYダウに大きな調整が入ってFT100にはあまり調整が入らないという方向のほうが可能性があるかもしれません。今すぐのテーマでは無いものの来年の株式市場を考える上で、気にしておきたいと思います。

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