短期は上値余地を探る動き(2016年2月25日)

NZ/円、短期は上値余地を探る動き。反落にも注意。中期は弱気。

キーワード:

短期は上値余地を探る動き(2016年2月25日)

タイトル:NZ/円、短期は上値余地を探る動き。反落にも注意。中期は弱気。

ニュージーランド経済は世界的な成長鈍化傾向が強い中で、昨年同時期の3.5%台の成長から直近では2.3%にまで成長率が鈍化しています。一方、労働市場は改善傾向が続いており、住宅市場関連も好調さを維持しています。
しかしチャートを見ると、2/1に付けた79円台を直近高値として上値を切り下げる流れにあり、この間に21日移動平均線を下抜けて短期トレンドはNZ弱気の流れに変化しています。現状は73.50-60にある強い下値抵抗にも跳ね返されており、反発余地を探る動きが強まっていますが、2/1に付けた79.39で既に戻り天井を確認した可能性が生じており、下値リスクにより注意が必要です。日足の上値抵抗は75.00-20と75.60-70、76.20-30に、下値抵抗は73.50-60にあります。

一方直近の週足は、前週の大陰線の足元に実体の小さい陰線が出ており、上値を切り下げる流れから抜け出していません。今週は上下の抵抗を抜け切れずに揉み合いとなっていますが、1月第1週の大陰線が中期トレンドに大きな変化を生じさせており、79.50超えの越週とならない限り、下値リスクにより注意する必要があります。月足も1月の大陰線の後で今月は続落しています。現状は2009年2月に付けた44.25を大底として下値を切り上げて来たサポートラインを下抜けていませんが、73.50割れの越月となった場合は、このトレンドラインを割り込んで長期トレンドも変化する可能性が高くなります。この場合は65円前後までの新たな下落トレンドに入る可能性が生じます。

週足の上値抵抗は75.40-50と76.50-60に、下値抵抗は73.50-60にあります。31週移動平均線は79.17に、62週線も83.77にあり、中期トレンドもNZ弱気の流れにあります。

              NZ/円週足

              NZ/円週足

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る