オーストラリア企業の資金調達
(出所:オーストラリア統計局)
世界の資本市場危機が起きて以降、豪州の資源関連セクター企業と非資源関連セクター企業との資金調達には明確なトレンドの差異があるようだ。
資源関連セクターは内部留保を通して、主に新規の純投資を増やしている。
外部の資金を利用した調達は資源セクター関連会社の場合は、特定された支出案件に対して、債務(債券)の形で行うことが多い。これは(取り扱う)商品価格が低迷していることを反映している。またゆっくりとしたペースだが、2000年以降、レバレッジを少し増やしている。そして、資源関連会社は同時に、配当を増やしている。
対照的に、非資源関連セクターは現存する自分達の資産を維持しながら、それをベースにした借入れを行なっている。
支出に見合うだけの十分な内部留保と彼らの資本構成はほとんど変化していない。そしてこれらの企業もまた配当を増やしている。その額も歴史的な数値ではなく、彼らの収益に応じた割合の配当である。
一般的に、豪州の上場会社のレバレッジは相対的に低い。内部留保がある程度維持されているので、外部資金へのアクセスも容易で、色々な形で借入れができている。
オーダー/ポジション状況
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