一部に日銀追加緩和策への期待(2016年6月16日)

日銀金融政

一部に日銀追加緩和策への期待(2016年6月16日)

ドル円:6月16日のファンダメンタル分析

今回予想されるテーマ

東京市場では、夜間取引で225先物が安値から上昇に転じた動きから買いが先行、為替市場も同様に前日の下げに対する買い戻しが先行しました。しかしこの動きも長続きせず、海外市場に移ると英国のEU離脱懸念が戻り売りを誘発、FOMCを前にし再びドルの上値が重たい展開でNY市場入りとなりました。FOMCでは大方の予想通り現状維持、また内容的にもこれまでのスタンスから目立った変化は見られず、ドル円は一時的に105.44レベルと年初来安値を下回ったものの急速に回復し、FOMC前の水準に戻してのクローズ。ユーロドルは終日買い戻しが続き、FOMC後には一時1.1298レベルの高値を付け、その後やや押して引けています。

ドル円:6月16日のテクニカル分析

底割れによる弱気サイクル入り

ドル円は、FOMCの結果発表直後には年初来安値を更新する動きが見られましたが、今度は本日の日銀会合を前に達成感も出て106円に戻して引けました。FOMCでは雇用悪化は前回の雇用統計単発のものと認識し、英国の国民投票をリスク要因とする判断から6月は見送るものの、7月の利上げの可能性はそのまま残しているといった内容でした。材料的には株価にも為替にも方向性を与えるものではなく、次の材料として本日の日銀会合、そして来週の英国国民投票に向けての懸念という点では、引き続き上値が重たい流れは継続しやすいと言えます。本日の日銀会合では現状維持と見ていますので、一時的な振れはあるかもしれませんが、106.20レベルをレジスタンスに、105.50レベルをサポートとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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