ドル円 株安、米長期金利低下で軟調推移
18日午前の東京市場でドル円は109円台後半を軟調推移。朝方は109.90台で取引されましたが、午前中はほぼ一方向で下落、東京時間正午現在は109.65-70レベルでの取引です。
アジア株が軒並み下落、時間外のNYダウ先物も3連休明けを前にマイナス圏で推移しており、市場に警戒感が広がっています。日経平均午前は285円安で終了。米10年物国債利回りも1.54%台まで低下しています。
米アップル社が中国からのiPhoneの部品供給の滞りによる生産力低下、中国国内での需要そのものの減退の双方の理由から1-3月の売り上げ見込みを達成できないとの見通しを発表、新型コロナウイルスの感染拡大と経済への影響への懸念が改めて広がっています。
テクニカルには大きな変化はありませんが、転換線が109.83まで上昇してきており、現在値は転換線を割り込む動きとなっています。次のサポートは本日109.50レベルの21日移動平均線。ここを割れてくると市場のセンチメントに変化が生じてきそうです。
為替市場では主要通貨に対しリスク回避のドル買いが進行、ドルインデックスは99台で推移しており、ユーロドルは今朝方も1.0821と年初来安値をつけています。ドル円に関してはリスク回避通貨としての円の性格の強さから円高気味に推移はしていますが、世界的には日本は中国に次ぐ感染地域との認識が広がっている節もあり、一方的な円買いとしていいのか現時点では市場参加者にやや迷いが見られている印象です。
本日この後は連休明けの米市場で株価がどのように動くかに注目です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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