ドル円急落 FOMC受け米10年もの国債利回りが約2年半ぶりの2%割れ(6/20午前)

20日午前の東京市場でドル円は一段安。

ドル円急落 FOMC受け米10年もの国債利回りが約2年半ぶりの2%割れ(6/20午前)

ドル円急落 FOMC受け米10年もの国債利回りが約2年半ぶりの2%割れ

20日午前の東京市場でドル円は一段安。昨晩のFOMCでの予想をやや上回るFRB関係者のハト派姿勢に、未明に一旦107.90に下落しながらも108円台に持ちなおしたドル円でしたが、米金利の先安感から午前中に米長期金利が急低下、10年もの米国債利回りが2016年11月以来となる1.97%台をつけると、ドル円も107.55まで値を下げる展開となりました。

本日は昼ごろに日銀の金融政策決定会合の結果が公表されますが、政策金利の変更は想定されておらず、追加緩和策の可能性も低いと見られており、米金融政策とのベクトル変化からの円高が進行している形です。(11:55追記:結果公表済み、政策変更無し)

日経平均株価午前の終値は欧米の株高を受け130円高の21,464円でした。

本日午前の下落でドル円は今年1/4以来の円高水準を記録、1/3のフラッシュクラッシュ時の安値104.87からの上昇分の61.8%戻し107.75も割り込んでおり(11:20現在はその付近まで戻していますが)、1/4安値の107.52を割り込むと、チャートポイントらしいチャートポイントは見当たらず、下降トレンド下限と上記フィボナッチの76.4%戻しに当たる106.55-65レベルまでは少なくとも下落余地が広がりそうです。



主要国の中銀が景気下支えのための金融緩和競争に走る様相を見せつつある中、可能性は大きくありませんが、日銀が総裁会見等でFRBに追随し「予防的」緩和策の可能性を匂わせるようなことがあれば、ドル円急反発の可能性もあり一応注意が必要です。黒田総裁の記者会見はこの後15:30からの予定です。

ドル円急落 FOMC受け米10年もの国債利回りが約2年半ぶりの2%割れ

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る