ドル円下げ止まらず一時106円台(2016年4月29日)

本邦祝日の本日も昨日の日銀追加金融緩和無しの余波は続き、薄い市場の中108円台を割り込み、アジア時間は107円台前半中心の取引となりました。

ドル円下げ止まらず一時106円台(2016年4月29日)

ドル円下げ止まらず一時106円台

本邦祝日の本日も昨日の日銀追加金融緩和無しの余波は続き、薄い市場の中108円台を割り込み、アジア時間は107円台前半中心の取引となりました。
しかし、一旦はその水準で落ち着くかと見られたものが海外時間に入り、さらに下押しが入り107円を割り込み、一時2014年10月以来となる106.91をつけています。
昨晩は米第一四半期のGDPも年率0.5%と予想を下回るなどドル売り要因も加わったことから円買いドル売り双方の要因から円が買われており、テクニカル的にもあまりポイントがない中に祝日の市場の薄さも相まって、105円台突入も何ら不思議ではない状況となっています。

昨日の高値からはほぼ5円円高が進む急落となっていることから一部では日銀のレートチェックなどへの警戒感も出ているようですが、自国に有利な為替操作を行わないとのG20での取り決め等もあり、他国の同意が得られにくい状況で介入があると考える参加者は少なそうです。
しかし、逆にこの速度を理由にしない限り介入は困難と思われることから、今晩海外でアクションがなかった場合の月曜の市場でのさらなるドル円下値押しも心配される状況です。

それにしても、この円の水準では輸出企業の業績への悪影響は避けられず、週明けの東京株式市場もスパイラル的な下げに巻き込まれる可能性は高く、このままでは予想以上に痛い「ゼロ回等」への代償となりそうです。

先ほど発表となったユーロ圏の1QGDPは前期比+0.6%、予想0.4%よりやや良化、4月のCPIは前年同月比-0.2%とこちらは予想-0.1%よりやや悪くまちまちでした。

序盤の欧州株式市場も続落、原油先物価格が46ドル台で安定しているにもかかわらず、相場の雰囲気が悪く、リスクオフに傾いている感じです。


今晩は米シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数等の発表があります。

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