ドル円、テクニカル的にはトリプルボトムが完成(4/18朝)

注目された日米通商協議にネガティブサプライズが見られなかったことで、17日のドル円相場は、安堵の「ドル買い/円売り」が強まりました。

ドル円、テクニカル的にはトリプルボトムが完成(4/18朝)

ドル円、テクニカル的にはトリプルボトムが完成

海外時間の為替概況

注目された日米通商協議にネガティブサプライズが見られなかったことで、17日のドル円相場は、安堵の「ドル買い/円売り」が強まりました。東京時間朝方には、昨年12月以来、約4ヶ月ぶり高値112.17まで上昇するなど、年初来高値更新がようやく「実現」した格好です。しかし、同交渉の続きは日米首脳会談前(来週)に再度設けられるとの一部報道もあり、自動車輸出を巡る高関税賦課の思惑や、日本に対する円安是正圧力が後退したと捉えるのは時期尚早でしょう。この為、上値をどんどん追っていく展開は見通しづらく、NY時間序盤には一時111.93まで反落する場面も見られました。もっとも、NY時間午後に入ると、一部米系メディアが「米中交渉については、早ければ5月末頃から6月初旬頃の合意を目指す」「4/29にライトハイザー米通商代表部代表が訪中する予定」と報じたことでドル円は再び反発。トランプ米大統領による「中国との交渉はうまくいっている」との発言も支援材料となる中、引けにかけて112円台を回復し、日本時間6時現在は112.10前後で底堅い動きを見せております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円は日米通商協議後に年初来高値を更新しました。その後一旦伸び悩む展開となりましたが、押し目を拾う動きも相応に根強く、ドル円は111.93をボトムに結局反発に転じました。テクニカル的に見れば、日足のトリプルボトム(逆三尊)完成でドル円の続伸が期待されます(チャートの青線部分)。日米間の貿易問題・為替問題が来週へ先送りされる中、ここからどんどん上値を追っていく展開は見込みづらいですが、昨日付けた高値112.17を突破できれば、テクニカル主導で昨年12/20に付けた高値112.61付近まで上昇する展開もあり得るでしょう。本日はややアップサイドリスクに注意したいと思います

ドル円、テクニカル的にはトリプルボトムが完成

ドル円日足

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