ドル円 反発するも110円台の重さ目立つ(2/7朝)

6日の海外市場でドル円は109円台後半中心の動き。

ドル円 反発するも110円台の重さ目立つ(2/7朝)

ドル円 反発するも110円台の重さ目立つ

6日の海外市場でドル円は109円台後半中心の動き。昨晩は新規材料難で動意の薄い中米長期金利が再び低下したことを受けドル売りが先行、海外序盤には109.56の安値をつけました。しかし、長期金利が下げ止まり、米10年物国債利回りが2.7%を回復するとドル円は買い戻され再び110円に接近、一時110.04をつけ東京時間7:00現在も109.95-00レベルで取引されています。

市場は本日午前中のFOMC以降初となるパウエル議長の公的な場での発言を控え様子見気分の強い状況です。
昨晩、米政府機関閉鎖の影響により約一ヵ月遅れで発表された11月の米貿易収支では、制裁関税実施により対中国の貿易赤字が縮小、赤字額全体も事前予想を下回りました。しかし、通年ベースでは対中赤字が過去最大となることが確実視されていることもあり、為替市場への影響は限定的でした。

ドル円は今週連日110円を試す動きでドル買い意欲が燻る半面110円台の滞空時間は短く、110円台での売り圧力の強さが際立ちます。
テクニカルにはドル円は一目均衡表の雲の薄い「筋」を横切って一目均衡表の「雲」の上に出つつあり、今後109円台半ばの雲の上限が下支えに回ることもあり、1月に比べ円高方向のリスクは大幅に後退したイメージです。
ドル円は本日も110円をめぐる攻防、110円の「フタ」を押し上げて、上値を伸ばすことができるか注目されます。
この後9:00からパウエルFRB議長が主催するタウンミーティングで発言予定、14:00には本邦景気動向指数の発表があります。

ドル円 反発するも110円台の重さ目立つ

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