ドル円小幅上昇、パウエル議長議会証言後(2/28朝)

昨晩の海外市場でドル円は小幅上昇、東京時間7:00現在は107.35近辺での取引となっています。

ドル円小幅上昇、パウエル議長議会証言後(2/28朝)

ドル円小幅上昇、パウエル議長議会証言後

昨晩の海外市場でドル円は小幅上昇、東京時間7:00現在は107.35近辺での取引となっています。
注目されたパウエル新FRB議長の議会証言で、パウエル議長は予想通りイエレン議長の路線を踏襲する姿勢を見せましたが、質疑の中で「昨年12月以降自身の米経済見通しが強まった」と述べたことなどから、同氏の姿勢が予想以上に楽観的との見方が広がりました。市場はこれを年内利上げの回数が4回になる可能性がやや強まったと解釈、長期金利が上昇しました。

米10年もの米国債利回りは議会証言中に一時2.92%に上昇しましたが、一方で先週の高値水準まで上昇したり3%にタッチしたりする局面は無く、現在2.89%と前日比やや上昇したレベル。
CME FED WATCHでは年末までに1.0%(0.25%刻みであれば四回)政策金利が引き上げられる可能性は前日の19.3%から25.2%に上昇したものの、0.75%(0.25%刻みであれば三回)の確率も38.9%と前日の35.8%から上昇し、引き続きメインシナリオは3回の利上げで変わりません。
ただ、長期金利の上昇は株価にとっては重石となり、序盤に上昇していたNYダウは証言後値を崩し反落、終盤にかけてマイナス幅を徐々に広げて前日比299ドル安の25,410.03で終了、主要3指数は終盤にはすべて1%超の下落となりました。

パウエル新議長は規定路線継続と市場との対話姿勢の明確化で初の議会証言を無難に乗り切った印象です。債券、株の反応は想定内であり、明日1日の上院での議会証言も波乱無く通過できて株価が下げ止まるようであれば、市場は落ち着きを取り戻しそうです。
昨晩は議会証言とほぼ同時に発表された2月の米消費者信頼感指数が17年ぶりの高水準となったこともドルを下支えしました。ただ、ドル円も最近のレンジ内の動きであり明確な方向性は出ていません。

本日この後は8:50に本邦1月の鉱工業生産、10:00には中国の2月製造業PMIの発表があります。

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