ドル円 テクニカル週報(2024年9月第4週)

直近の日足は、前日足から大きく上寄りのスタートとなり、続伸して終えています。

ドル円 テクニカル週報(2024年9月第4週)

短期トレンドが変化。ドルの上値余地を探る動き

直近の日足は、前日足から大きく上寄りのスタートとなり、続伸して終えています。この陽線が7/11に付けた161.76を戻り高値として上値を切り下げて来た流れからしっかり上抜けた位置で終えており、短期トレンドに変化が生じています。中期トレンドが弱いため上下動を繰り返す可能性が高いものの、9/16に付けた139.58で底打ち、反転の流れに入った可能性が高く、上値余地をどこまで伸ばせるかトライする動きが強まると見られます。
直近の陽線の下ヒゲがやや長く、下値トライにも失敗した形となったことから、週初から上値トライの動きが強まると見られます。

短期トレンドが変化。ドルの上値余地を探る動き

上値は、144.50-60,145.00±10銭に強い抵抗が控えていますが全てクリアして145円台に乗せて終えれば147〜148円が視野に入って来ます。短期トレンドは142.00以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、140円を割り込んで終えない限り、“ドル弱気”に変化しません。
日足の上値抵抗は144.50-60,145.00±10銭、145.40-50,146.20-30に、下値抵抗は143.00-10,142.50-60,142.20-30,141.50-60にあります。
21日移動平均線は143.47に位置しており、若干上抜けて終えていますが“ダマシ”の範囲内です。120日、200日線は152.97と150.94にあり中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりありません。

一方直近の週足は、前週の陰線を切り返して実体の確りとした陽線で終えています。終値ベースで144円台に乗せておらず、上値を急角度で切り下げる流れから上抜けきれずに越週しましたが、このトレンドラインが今週は142.40-50まで下りて来るので、これが週足の下値抵抗として働く可能性が生じています。
また、これを下抜けた場合でも141.00±10銭に週足ベースで見た強い下値抵抗が出来ており、これを割り込んで越週するか、日足が140円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。日柄から見ても底打ち、反転の流れに入った可能性が高く、少なくとも今、来週中は下値余地が限られ易く、上値余地を探る動きが継続すると見ています。
また、日足が145円台にしっかり乗せて終えるか、週足が144.50超えで越週した場合は上値余地がさらに拡がり易くなり、147〜148円トライへ。さらに、148.50超えで越週した場合は、最大で150円台半ばから151円台後半まで上値余地が拡がり易くなります。

短期トレンドが変化。ドルの上値余地を探る動き 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は、144.40-50,146.10-20,147.50-60に、下値抵抗は142.40-50,141.00±10銭、140.00-10,139.10-20にあります。
31週、62週移動平均線は152.23と149.51に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れにあります。

上値は、144.30-40に軽い抵抗が、144.50-60,145.00±10銭、145.40-50,145.70-80,146.20-30,146.60-70,147.10-20に強い抵抗がありますが、どこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、143.70-80に軽い抵抗が143.20-30,143.00-10,142.40-50,142.00-10にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、全て切り崩して終えるか、週足が142.40-50を割り込んで越週した場合は“ニュートラル”な状態に戻します。
可能性が低いと見ていますが、140円を割り込んで終えた場合は再び下値リスクが高くなります。

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