流れが急速に中国に(2016年11月24日)

米国は

流れが急速に中国に(2016年11月24日)

ドル円:11月24日のファンダメンタル分析

東京市場が休場となることもあって火曜の海外市場では111円台前半を中心とした高値圏でのもみあいを続けました。NY市場では前日高値と同じ111.36レベルで上値を抑えられたこともあって、昨日のアジア市場から欧州市場前場までは全くの動意薄、111円台前半の狭いレンジで膠着していました。しかしNY市場に入り、米国市場の休場を控えて油断していたこともあったのでしょうが、強い経済指標に反応して111.36高値を上抜け。長期金利も一段高となる中でストップオーダーを巻き込みながら、一気に112.97レベルまでドルが買われる動きとなりました。

ドル円:11月24日のテクニカル分析

ドル円は、111円台前半でもみあいを続けていたことから、米国市場が休場となる前にいったん調整に入ると見ていた参加者が多かったこと、既に大統領選開票日の安値から10円以上ものドル買いとなっていたこともあり、短期筋では売りで様子を見ていた感がありました。そこに、強い経済指標と2.417%へと一段と利回りが上昇している長期金利の動きにより、ドル円は113円目前と3月29日以来の円安となりました。こうなってくると値頃感でのドル売りは危険としか言えず、理屈では説明がつかない動きとなってきます。未明に発表されたFOMC議事録でも12月の利上げはほぼ間違いないところと考えられ、おそらくは12月のFOMC(13・14日)に向けてドル高トレンドは継続する前提で臨むことになるでしょう。本日も下がったところでは買いが出て来ると考えられ、111.90レベルをサポートに、113.00レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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