日米金融政策に注目、基本ドルは強保ち合い(9/18夕)

週明け18日の東京市場はドルが小安い。147円台後半というドル高値圏での推移となったが、上値は重く調整売りなどに押される局面も。

日米金融政策に注目、基本ドルは強保ち合い(9/18夕)

日米金融政策に注目、基本ドルは強保ち合い

〇本日東京時間のドルは小安い。上値重く148円には到達せず
〇注目の日米金融政策を控え、短期的には147円台を中心としたドル強保ち合いが続くか
〇今夜は9月NAHB住宅市場指数や7月対米証券投資などの米経済指標が発表予定
〇ドル高・円安方向は先週末示現した147.95が最初の抵抗。超えれば148円台乗せだが頭は重そう
〇ドル安・円高方向は、先週末安値147.34の攻防にまずは注目。下回ると147.02を目指す
〇欧米時間のドル円予想レンジは147.10-148.00

<< アジア市場の動き >>

週明け18日の東京市場はドルが小安い。147円台後半というドル高値圏での推移となったが、上値は重く調整売りなどに押される局面も。

先週末、ロシア訪問中の北朝鮮・金総書記は同国国防相と会談し、「国防分野の協力強化に向けて建設的な意見を交わした」とされていた。一方、IAEAは「イランがベテラン核査察官を拒否した」ことを明らかにしており、動静が懸念されていたようだ。
そうした状況下、ドル/円は147.70-75円で寄り付いたものの、基本的にはレンジ取引。ただ、日中高値147.90円レベルを付けたのちドルは冴えず、夕方に掛けてはじり安推移をたどっていた。147.55-60円まで小緩み、16時現在ではそのままドル安値圏で推移、欧米市場を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは「中国情勢」と「北朝鮮情勢」について。
前者は、中国外務省が、王共産党政治局員兼外相とサリバン米大統領補佐官がマルタで16-17日に会談したと発表。王氏は会談で「台湾問題は両国関係の越えてはならない一線だ」と強調するなか、台湾周辺に中国軍機が大量飛来し長距離訓練を行ったことが明らかになっている。一方、それとは別に防衛省によると、「中国艦が屋久島付近で今年9回目となる領海侵入」に動いたほか、読売新聞によると「尖閣諸島近くのEEZで新たな海洋調査ブイ設置」をしたという。反面、共同通信は「中国が処理水放出以降、邦人の監視を強化」と指摘し、スパイ摘発行為を強めていると伝えていた。日中間の関係が今後さらに悪化する懸念も取り沙汰されている。

対して後者は、ロシアを訪問していた北朝鮮の金総書記が、プーチン大統領やショイグ国防相などと会談を行ったほか、戦闘機工場や太平洋艦隊の拠点などを訪問したようだ。そののち金総書記は列車で帰国の途についたとされるなか、朝鮮中央通信は「今回の訪問が、露朝の同志的友誼と戦闘的団結に根差した伝統的な絆をさらに強固にした」と総括する内容を伝えていた。それに対し米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「露朝の武器提供をめぐる協議が進展している」と述べ、改めて強い警戒感を発している。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル/円相場は先週末に147.95円を示現し、年初来高値をまたもや更新。リスクが依然としてドル高方向に高いことは間違いないものの、148円に到達することなく本日アジア時間にもドルはやや小安い推移をたどるなど、依然として上値が重い状況に変化はみられない。今週は注目の日米金融政策を控えるなか、短期的にはそれら次の材料待ち。147円台を中心としたドル強保ち合いが続く可能性もある。
市場では日米の金融政策を注視している向きが多く、20日の米FOMCそして22日の日銀決定会合がとくに注目されているようだ。ちなみに、先に結果が判明する米国については「金利据え置き」見通しが優勢だが、それでも年内あと1回の追加利上げの可能性が残されるとの見方が一般的か。仮に予想通りの結果であれば、ドルの底堅い値動きは変わらないと考えられている。

テクニカルに見た場合、ドル/円は145.90-147.90円という形成していた2円レンジを一時上抜くも、「しっかり」とは抜け切れず。現状はレンジを上方向に若干拡大させただけ、といった様相だ。
米FOMCなどの材料をにらみ目先はレンジ取引。発表後にレンジを上抜けもありうるといった意見が優勢なようだが、果たして実際のところは如何に。

本日は米経済指標として、9月のNAHB住宅市場指数や7月の対米証券投資が発表される予定となっている。米FOMCという重要材料を控えるなかではあるものの、数字如何では波乱要因となることも考えられる。また、ロシアで実施される中露外相会談、日本時間の明日午前に行われるブリンケン長官と上川外相による会談なども一応要注意だ。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは147.10-148.00円。ドル高・円安方向は先週末に示現した147.95円が最初の抵抗。超えれば148円台乗せを否定できないが、それでも頭は重そうだ。
対するドル安・円高方向は、同じく先週末安値の147.34円の攻防にまずは注目。下回ると147.02円を目指すが、ともかく基本的には147円台では下げ止まりそうだ。

日米金融政策に注目、基本ドルは強保ち合い

ドル円日足


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