ドル円132円台前半でイベント待ち
14日午前の東京市場でドル円は方向感に欠ける展開。朝方132.29レベルで取引が始まったドル円は、今夜発表の米1月消費者物価指数(CPI)を控えたポジション調整とみられるドル売りが優勢となり、じりじりと値を下げました。午前11時台には一時、131.99と132円を割り込む場面も見られましたが、すぐに132円台を回復し、東京時間正午現在は132.16レベルで取引されています。
なお本日午前、政府は新たな日銀総裁に植田和男氏を起用する人事案を国会に提示しましたが、既報通りとあって為替相場への影響は限定的でした。
日経平均午前は、昨晩の米株高の流れを受けて反発してスタート。ハイテク関連の銘柄を中心に買いが先行し、上げ幅は一時300円に迫りましたが、その後伸び悩み、午前は152円高で取引を終了しています。
昨晩の海外市場でドル円は、FRB理事によるタカ派的な発言などを支援材料に、一時132.93レベルまで急伸。しかし、133円を突破することはできずに伸び悩み、132.29レベルで東京時間につなぎました。
本日この後は、日本時間22:30に今週の重要イベントである米CPIが発表予定です。市場予想を上回った場合にはドル円に上昇圧力が、逆に下回った場合にはドル円暴落につながる可能性が指摘されており、米金融政策の先行きを占う上で重要なこの経済指標に注目が集まっています。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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