大統領選第一回テレビ討論終了、ドル円米株先物上昇

クリントン、トランプ両氏による第一回のテレビ討論会が終了、ドル円は開始時点100.25レベルでしたが、序盤にドルが上昇し討論中100.75-80レベルで推移しました。

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大統領選第一回テレビ討論終了、ドル円米株先物上昇

大統領候補第一回テレビ討論終了、ドル円、米株価指数先物上昇

市場はクリントン優勢と判断?しかし決定打には欠く内容

クリントン、トランプ両氏による第一回のテレビ討論会が終了、ドル円は開始時点100.25レベルでしたが、序盤にドルが上昇し討論中100.75-80レベルで推移しました。また、米株価指数先物はいずれも0.5%以上上昇しています。

ホフストラ大学で開催された討論会では、事前に公表されていない「米国の進路」「繁栄への道筋」「米国の安全」の三つのテーマで論争されました。

反応を見る限り、クリントン優勢と市場は判断したと考えられますが、どちらかに決定打があった印象は薄く、双方無難にこなした印象です。

トランプ氏 中国、メキシコ、FRBを批判 自らを「勝利の気質」とも

序盤ではトランプ氏は富裕層や大企業の減税を主張、中国やメキシコとの貿易上の不平等を批判、TPP、NAFTAにも反対の姿勢を強調したのに対し、クリントン氏は富裕層への増税を示唆、トランプ氏の減税策を我田引水の策であると批判。
トランプ氏が納税申告書を公開しないことを非難されると、クリントン氏が私的サーバーでやり取りしたとされるe-mailを公開するならば自分も公開すると応じました。
また、トランプ氏は米国が大きく膨らんだバブルの状況にありFRBはその職務を行っていないと批判しました。

中盤は人種問題が焦点となりましたが、クリントン氏が人種差別問題を米国の大きな問題だとしたのに対し、ジュリアーニ市長時代の身体検査により犯罪が減少したことを踏まえ同様の政策を支持し、オバマ大統領のアメリカ外出生疑惑を追及したトランプ氏の人種差別的傾向がやや目立つ形となりました。
また、トランプ氏は自身のことを「クリントン氏より気質が優れており、勝利の気質を持っている」と主張、クリントン氏は失笑トランプ氏らしさが出た形となりました。

クリントン氏終始冷静なるも決め手は無し

終盤の安全保障ではクリントン氏が国務長官時代にISを生み伸張させたとトランプ氏が非難、また、日本やサウジアラビアに軍事費の負担を求めるべきだと主張しました。
これに対しクリントン氏はトランプ氏が核兵器に対して無頓着であることの危険性を指摘しました。

終始冷静な受け答えをしたクリントン氏に対し、質問に答えずはぐらかす態度が目立ったトランプ氏でしたが、一部暴言に近いものも含めトランプ氏の態度は予想の範囲であり、そういう意味では大きなマイナスがなかったという意味では失敗とは言えなかったのではないかと思います。

CNN調査では今回は62%がクリントンの勝ちと判断

トランプ氏は終了後「みんなが討論で私が勝利したと言っている」とインタビューに答えました。
討論後にCNNが行った調査では今回の討論は62%対27%でクリントン氏の勝利と回答しています。
第二回討論会は10月9日、第三回討論会は10月19日に予定されています。

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