NZの2017年第4四半期GDP結果
15日早朝に公表されたNZの第4四半期GDPは予想を下回る結果となりました。
前期比・前年比ベース共にエコノミストの予想を下回りました。また2017年2Qは前期比ベースが+0.9%(←+1.0%)と下方修正となり、3Qは変わらずです。
NZのGDP推移(前期比ベース)
NZの前期比ベースGDPに、ゼロと+0.5%の緑ラインを入れています。2015年下半期以降は概ね+0.5%を越えて大きなブレがなくなり、移動平均線は堅調に推移しています。但し、ここ2四半期は移動平均線を下回り、まだ回復の兆しが見えていません。
@ GDPの内容を見ると(前期比ベースの伸びで比較)
家計消費が+1.2%、固定資本支出が+2.1%となり、GDPに貢献しましたが、一方で、暑く乾燥した気候の影響で、農業生産(特にミルク生産)が▼2.7%となり、GDPの足を引っ張りました。
A NZのGDPの大きさは上図です。(出所:NZ統計局)
GDPの約56%強を家計支出が占めています。規模は2850億NZドル(22兆875億円)です。
B 実質可処分所得…人口増に対する購買力の伸びを示したのも(出所:NZ統計局)
可処分所得はだいぶ安定的に伸びてきています。
相場は発表前に1NZドル=0.7330米ドル付近で推移していましたが、予想を下回る数値に発表後は瞬間0.7305米ドル割れまで売られましたが、現在は0.7320〜25米ドルで推移しています。目先のNZドルは地合いが強かったので、0.7310米ドルにある最初のサポートに引っ掛かり反発しています。
依然短期トレンドは0.7290〜0.7390米ドル(昨日のレポート段階で0.7260〜0.7360米ドル)レンジのNZドル右肩上がりは維持しています。(3月15日11時00分、1NZドル=0.7325米ドル)
(以上)
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.07.27
南アランド円週報:『約1カ月半ぶり安値更新後に持ち直す展開。上昇トレンドの再開に期待』(7/27朝)
南アランドの対円相場(ZARJPY)は、7/11に記録した高値8.98円をトップに反落に転じると、今週後半にかけて、約1カ月半ぶり安値となる8.20円まで急落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.07.27
トルコリラ円週報『ムーディーズによる格上げやトルコ中銀のタカ派姿勢継続がリラを下支え』(7/27朝)
トルコリラの対円相場は、7/3に記録した高値4.99円をトップに反落に転じると、今週後半にかけて、約4カ月ぶり安値となる4.59円まで急落しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.07.27
来週の為替相場見通し:『日米金融政策イベント通過後のドル買い・円売りトレンド再開を想定』(7/27朝)
ドル円は7/3に記録した約38年ぶり高値161.99をトップに反落に転じると、今週後半にかけて、一時151.94まで急落しました
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:川合 美智子
2018.03.15
ニュージーランドドル週報(2018年3月第三週)
3/15に発表されたNZ第4四半期GDPは前期比+0.6%に留まり、市場予想の+0.8%を下回る結果となりました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2018.03.14
NZの17年4Q経常収支の対GDP比推移(3/14)
経常収支の対GDP比は当然のことですが、経常収支赤字額が一定であれば、GDP拡大に伴い、その割合は減ります。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。