ニュージーランドドル週報(2023年9月第2週)

NZドルは対米ドルで下落基調が継続。対円でも上値の重い展開となっています。

ニュージーランドドル週報(2023年9月第2週)

NZ/円、短期は“やや弱気”。中期は“強気”。85円割れの越週で中期が変化。

今週はNZ独自の注目材料がない中、欧米のファンダメンタルズ格差や米長期金利の上昇でドル全面高の流れとなり、NZドルは対米ドルで下落基調が継続。対円でも上値の重い展開となっています。
チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持していますが、7/5に付けた89.69を直近高値として上値を切り下げる流れからも上抜けておらず、上下の抵抗に挟まれて狭いレンジ内での揉み合いとなっています。87.20-30に日足の上値抵抗がありますが、これを上抜けて終えれば下値リスクがやや後退、88円台に乗せて終えれば短期トレンドが“強気”に変化して上値余地がさらに拡がり易くなります。逆に日足の下値抵抗が86.30-40にありますが、これを下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、86円を割り込んで終えた場合は新たな下落トレンド入りの可能性が生じます。

日足の上値抵抗は87.20-30,87.70-80,88.00-10に、下値抵抗は86.30-40,86.00-10,85.70-80,85.00-10にあります。21日移動平均線は86.73にあり、これを挟んで上下動を繰り返す展開となっています。しかし、120日、200日線は85.78と85.07に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
一方直近の週足は、小幅続伸して越週しましたが、上値を切り下げる流れに変化なく、下値リスクを残した状態です。今週は上値をトライし切れずに小反落していますが、一方で下値も、3月に付けた80.44を基点として下値を切り上げており、この週足の下値抵抗が86.20-30にあり、これを割り込んで越週しない限り下値余地も拡がり難い状態です。値動きの収縮が認められることから、一方向へ抜け出す可能性にも注意が必要です。週足ベースで見た上値抵抗は87.40-50,88.20-30,88.90-00に、下値抵抗は86.20-30,85.00-10にあります。31週、62週移動平均線は85.27と84.94にあり中期トレンドをサポート中です。

NZ/円、短期は“やや弱気”。中期は“強気”。85円割れの越週で中期が変化。

9/7現在、31週移動平均線は85.27に、62週線も84.94にあり、中期トレンドをサポート中。

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