イベント終了後のユーロ、落ち着いた動き
週明けの東京市場でユーロドルは1.23台前半で落ち着いた動きとなりました。
先週のECB理事会、米雇用統計等のイベントはともにサプライズを含む内容でしたが、一時乱高下はしたものの相対的には小幅な動きにとどまった印象です。
水準的にも中期の上昇トレンド内にとどまりつつ、最近の膠着相場の中心的水準とも言える1.23台で推移しており、居心地のよいレベルと言えます。
ECBのフォワードガイダンスの文言修正も、雇用統計の賃金上昇不足による利上げ加速感の抑制もユーロにとってはネガティブな材料ではなく、一部イタリアの政局不安等の不透明感はあるものの、大きな流れとしてはユーロ上昇トレンドに今のところ変化は無いものと考えます。
日足では一目均衡表の雲の上限(1.2321)、21日移動平均線(1.2337)、などの重要なラインが本日ここまでのレンジ(1.2304-41)とクロス、下方向の転換線(1.2301)、上方向の基準線(1.2355)も近く、いかにも膠着状態です。(レベルはいずれも現状)
材料的にも今晩はユーロ圏財務相会議以外に欧米ともに特段の材料は無く、基本は現水準を中心とした静かな動きを予想します。
序盤の欧州株価指数先物は、雇用統計の結果からのモデレートな利上げ観測を好感してほぼ全面高の様相です。
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